「自分以外はバカ」の時代!
●自分に甘く、他人に厳しい
●すぐにいらつき、キレる
●「悪い」と思っても謝らない
●泣けるドラマや小説は大好き
●無気力、鬱になりやすい
若者の感情とやる気が変化している!
(楽天ブックス書評より)
この本↑の、印象的な見出しにはひきつけられるものがあります。(内容は少々読みづらい面もありました)
本の中で「仮想的有能感」という言葉で表されている他人を見下してしまう心性は、岡田尊司の↓「誇大自己症候群」に通じるところがあります。
自分を大きく見せようとしたり、アンチテーゼが強かったりすることは、全く否定されてしまうことでもないと岡田さんは本書の中で解説しています。それにしても、全体の傾向としてひどくなって困っているのだと。それは個人として格好の悪いことであるし、社会を混乱させてしまう要因になってしまいます。
乱暴な言葉の裏にも、他人に対する基本的な姿勢の変化が見て取れると思います。
恥ずかしい話ですが、私自身の中にも、思い当たってしまう節が多々あります。「仮想的有能感」が自分の中にも見え隠れしてしまうところがあります。
そんな自分なので、せめて言葉ぐらいは気をつけて使うようにしようというのが個人的なマイルールであり、子どもにも気をつけさせるようにしようというのが教師としてのマイルールです。
本当に品のない自分(号泣)をできるだけ包み隠したいと頼りのない努力をしている毎日なのです。