|
カテゴリ:カテゴリ未分類
このところあまりに多忙なために更新が遅くなっていて、話題がなかなか展開しません。 さて、若い教師の話です。 団塊の世代の大量退職が始まった2007年度、私の職場も少しずつ若返っています。 これは学校や自治体の事情によって違ってきます。 例えば、50後半~60歳の教員が多い職場では、この5年で一気に若返りが進むわけです。 教育委員会にすれば、定年退職した教員の穴は、「是非新卒で埋めて欲しい」と考えるでしょう。昨今の団塊退職で新人を大量採用している以上、受け皿が必要だからです。 例えば、50前半~中盤の教員が大量に存在する職場では、その世代は異動をしなければ(7~10年間は本人が拒否すれば異動せずに残ることができるような制度にしている自治体は多いようです)定年まで勤めることになる可能性が高いので、に周りの若返り状況とは打って変わって、この5年で高齢化が進みます。出て行く教員がいなければ、入ってくる新人教師もいないわけです。 そのほか、もろもろの諸事情で、各校の若返りは時期・様相が違ってきます。 さて、新人が大量に押し寄せるのと、あまり出入りがないのでは、どちらが得でしょうか? 私の職場では、“自校エゴ”で言わせてもらうと、あまり新人は欲しくありません。 今の職場では、わざわざ不安定要因である新人教師を入れる必要はありません。いくら若くてフレッシュであっても、仕事がわかっていないことは多いし、実績がありません。掘り出し物のよくできた新人さんがいる一方で、今時の若者のドライさばかりが目立つ仕事のできないお兄さんお姉さんもけっこういます。(これはどこの職種でも同じだと思います。 ) 今の職場は中堅からベテランがよく働くし、それぞれが実力を発揮してよいバランスをとっているからです。非常に安定的に機能しています。 できれば新人さんは2・3年に一人か二人ぐらいの割合で入ってきてもらえば、しっかり育ててあげることができると思います。 逆に、イマイチ働かない団塊世代に早く出て行ってもらって、よく働く若手で学校を回したいという学校もあるようです。 つまり、各校によって、若返りの時期も違うし、若返りの必要性も違ってくるわけです。世間には教員の若返りがどう映っているのでしょうか?普通に考えて若返りは「良い」方にとらえられそうなので、次回のエントリーからは敢えて若返りのデメリットに言及してみます。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|