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今日のフジテレビ「ニュースJAPAN」に、ワタミ社長渡邉美樹=教育再生会議委員が、出演していました。 渋谷のスパの爆発事件についてのコメントで、スパ社長が出していた安全管理関係の文章が「嘘」であることを、コメンテーターとして、キャスターと一緒に非難していました。 6/2分のエントリーで指摘したように、渡邉社長は、著書の中で、嘘と言われても仕方のないような記述をしています。しかも、その責任は校長のHP上の謝罪で済ませています。 そんな人がテレビに出てきて人の「嘘」を非難している姿は、なんだか不気味にさえ思えてきます。こんな人、テレビで使っていていいの?? また、介護についての本も出すそうで、本の中には、「介護は儲かる」という意味のことを書いているそうです。コムスン買取の件に絡んで、安藤キャスターに 「介護って儲かるんですか」 聞かれると、 「儲かります」 と、答えていました。 責任のある会社社長が儲からない事業に手を出してはいけないし、儲かることが悪いことではないこともよくわかっています。おそらく、彼の著書を読めば、彼の介護に対する方法論や思いについては、ある程度伝わってくると思います。介護を事業として成立させることの社会的な重要性を敢えて「儲かる」というアグレッシブな言い回しで表現しているのだろうということも、推察することはできます。 しかし、不安です。薄気味が悪いです。この人、折口会長(今週の週刊誌で安倍総理大臣との親密な写真が公開されていました)と結局は変わらないんじゃないかと思ってしまいます。 教育再生会議委員が、テレビという巨大メディアのなかで、前後の脈絡がよくわからない視聴者に対して、「介護は儲かる」と口にしてしまう軽率さは、理解に苦しみます。実際に私はその発言のすぐ後のCMでチャンネルを変えました。チャンネルを変えた人には、後の脈絡はわかりません。「介護は儲かる」という言い回しを使ってしまう危うさが、どうもなじめません。どこかの私的な空間で「儲かります」というならまだしも。我々のような末端の人間が場末のブログや飲み屋で吹いているのとは、わけが違うと思うのです。 少なくとも、彼の学校「郁文館夢学園」の儲けは、彼の従業員(郁文館夢学園教員のことです)の、献身的な超過勤務によって支えられてきた実態があります(このことは渡邉社長自身も認めている)。 そういった人の支えの中で成り立っているという慈善性の前で、「儲かる」という言葉を使うことは、果たして妥当なのでしょうか。いくら儲かっていても、 「何とか利益を出す努力をしている」 といった表現に変えていただくことは、できないのでしょうか???
この人も、国会議員に立候補するとか言い出さなきゃいいけれど・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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