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Oct 13, 2007
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カテゴリ:番外編

森監督


mori

・ 巨人時代はキャッチャー、V9を支える素晴らしいブレーンであった筈なのに、あまりにも地味な存在で、「月見草」と自称する南海の野村より遥かに目立たなかった。


・ 引退後は広岡監督のもとでヘッドコーチとして、ヤクルト・西武の優勝に貢献した。鬼コーチに徹していたため、中間管理職として選手との軋轢はかなりのものであったようだ。

・ 西武監督となってからは、厳しくもあるが、選手を伸び伸びと育てる一面もあったようだ。ナンバー2の時には厳しく、トップになると仏の一面を見せるというタイプの、管理職の典型かも。

・ 広岡監督時代の管理野球に嫌気がさしていた選手たちからは好感を持たれ、このシリーズでは「森監督を日本一に」という気持ちが働いていたようだ。

・ 8戦目にリリーフで出てきた工藤が見方にリードをもらった8回裏、1アウト1・2塁とされ、大きなピンチを招いてしまう。流れが再び広島に傾きかけた。このとき、森監督は、「打たれても同点やないか」と、笑いながらマウンドで語りかけている。その後、工藤は開き直って投げて、ダブルプレーを取る。

・ 私がこの記事を書くにあたって参考にしている「Number・熱闘!日本シリーズ」のDVDには残念な事に、そのときの工藤の表情やチームメートの表情が十分に映っていない。最終戦で自らピンチを招いた工藤は、可哀想なぐらいびびってカチコチになっており、汗だくで唇は乾いていたように思う。そんな顔面蒼白の工藤を励ましにマウンドに集まってきた石毛や辻も半ば冷やかすかのように笑いながら、声をかけていた。こんな場面は、今までのスポーツの大一番で見られる事はなかった。「集団主義」「建前主義」から、「個人主義」「本音主義」へと時代が動いていたからこそ、あの場面があったのだと思う。 旧体質的な「しばり」からの開放が、プロ野球界でも進行していたことがわかる象徴的なシーンである。"新人類"と言われたふてぶてしくひょうきんな工藤本人さえもが、「なぜかあの時、みんな、笑っていたんですよ」と、述懐しているのも面白い。いや、何も、西武ナインがふざけていたという訳ではない。1978年の西武創設以来の厳しい練習、そしてとてつもなく厳しいこのシリーズを戦い抜いてきた彼らである。この場面で笑える彼らを素晴らしいと思ったし、同時に、こんな場面で「笑うのがあり」になった時代になったのだ、ということを強烈に感じた。

 

工藤公康


kudo

・ 1986年は、新人類という言葉が生まれており、工藤の言動は新人類の象徴として話題を呼んだ。1986年の新語・流行語大賞では、その年の流行語「新人類」を象徴して清原和博、渡辺久信とともに表彰され、プロ野球の世代交代を感じさせた。

・ 1分け3連敗後の第5戦でリリーフとして登板、サヨナラヒットを打ってこのシリーズの流れを変えた。このシリーズのMVPであり、翌年のMVPもかっさらった。

・ このシリーズでは2戦で先発として大野と対戦し、投げ負けている。この2人、40歳を超えて現役投手として活躍しているという不思議な縁がある。大野の最年長投手記録は工藤が塗り替えている。

・ いつだったか忘れたが、88年あたりにリーグ優勝争いをしていて、登板間隔に関して拒否を示し、「肩がつぶれたら、誰が保障してくれるのか」といった発言をしている。フォアザチームが建前のプロ野球界。森監督に謝罪させられている。彼の新人類たる一例であるが、後になって考えてみれば、そういう思考回路を持っていたからこそ、最年長投手記録を現在なお更新しているということになる。

・ ふてぶてしさやひょうきんさがクローズアップされる事も多いが、けっこう真面目で野球の事をよく考えている。後輩に対する謹言も多い。彼の20数年間の選手生活は、一方で慣習を壊しながら一方で体制維持に貢献しながら活躍するという二面性を持っている。この世代の特徴を持っている。

・ 私は工藤と同年齢である。工藤の持つこの二面性は、新時代と旧時代の過渡期を過ごしてきたこの世代が持つ独特の感覚なのかもしれない。






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Last updated  Mar 6, 2011 10:45:51 AM
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