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カテゴリ:児童・生徒の問題
教室を掃除するときに、子どもたちが、ど真ん中から掃き始めます。 「一番端からはじめないと、掃いたところに、またごみが来るから・・・」 ということを、言い続けて一年。全体に、個人に。いくら指導しても、気がつくとまた、平気でど真ん中から・・・ 彼らにとって、教師の言葉は、スルー。掃除は、スルー。公共の場を大切にしようなんていうメンドクセー心性も、スルー。なのです。 ----------------- 近頃の子どもたちは、ただ普通に授業をしたり、話しかけたりしても、なかなか反応をしてくれないので、こちらもなるべく興味関心を挽くように言葉を投げかけています。 しかし、本当に届かなくなりました。 いや、届いていないわけではないのです。 届いていても、スルーなのです。 スルー。 自分に不都合、不利益、無利益、面倒くさいことは、なるべくかかわりを持たず、受け流す。 今に始まったことでもないのでしょうが、この感覚、 近年になって強く感じるようになってきました。だからこそ、スルーという言葉が普通に使われるようになったのだろうし、哀愁を込めたメロディーにのせて、「私はそれを右から左へ受け流す」と、繰り返し歌われるのだと思います。 大人になって壁にぶち当たれば、ニートになって全部スルー? いつまでも、どこまでもスルーできるわけがないのに。
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