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原発関連、いろいろと書きとめておきたいことがあるのに、時間がなかなか作れません。 ちょっと前の、週刊誌の記事。週刊ポスト6/10号です。「ひと目でわかる「自然エネルギーの限界」大図解」と喧伝しています。 原発1基に相当する電力を発電するには、太陽光発電であれば5600haの面積、風力であれば、2116haの面積。これに比べて原発は0.3haであると主張しています。この記事が3.11以前の記事であるならともかく、半径10km(30000ha!)圏内を住むことができない地域にしている現状のもとで、よくもまあこんな記事を掲載したものだと思います。そもそも、なんで太陽光発電や風力発電に必要な土地が山手線内に例えられるのでしょうか??? だったら、山手線内に原発を建てるという仮定で議論するべきではないのでしょうか? 総工費だって、どういう算出基準なのかさっぱり説明がありません。原発には放射性廃棄物の処理が相当かかるはずですから、建設時の総工費だけで比較する事は全くのナンセンスでしょう!自然エネルギーのネガティブ面を強調するこの週刊誌、発行元が小学館ですから右傾向が強いです。原発推進とは表立って書きたててはいないものの、大勢としては、推進したいという本音は見え隠れします。 私は自然エネルギーに期待はしています。しかし、だからと言って、盲信したくはないと思っています。もし、太陽光発電や風力発電がいくら投資しても費用対効果が得られないような代物なのであれば、投資してしまうのは当然避けるべきだと思います。大切なエネルギー政策であるからこそ、科学的で冷静な議論をし、国民の合意形成をしっかりと図りながら進めていくべきだと思います。なのに、大手出版社が出す週刊誌がこんな記事を出しているようでは、まともな議論は進められそうにありません。オープンなところできちんと協議をし、国民に正しい情報が入ってくるようにしていかないと、マスコミ報道は偏りがあり過ぎて判断のしようもありません。 2011.6.12には、首相官邸で 自然エネルギーに関する 「総理・有識者オープン懇談会」が開かれています。 ソフトバンクの孫さんやミュージシャン小林武史・坂本龍一、サッカーの岡田元監督らの提言もさえています。閲覧数が少ないのが残念です。 現在、菅総理は批判にさらされていて、確かに「どうなんでしょう??」と思うところもあります。しかし、菅さんの面白いところは、「思い切ったことをやっちゃう」ところではないでしょうか。思い切ったことをやってほしいと思っています。 菅降ろしをしたい人の中には、菅さんに思い切った脱原発に走られるのが怖い人がかなりいるのではないかともいます。 週刊文春6月9日号では小沢氏の東京電力との蜜月ぶりが報道されています。小沢氏の「ジョン万次郎の会」を設立した時の発起人には元東電社長・会長、経団連の会長をつとめた平岩外四氏が名前を連ねている。東電の勝俣恒久会長は現在理事を務めているそうです。現自民党・元自民党の面々が原子力村とどういうつながりがあるのかというのは、もっと詳しく報道されるべきではないかと思います。 民主党の中にも元自民党の面々がかなりいるので、彼らは立ち位置が怪しげです。脱原発で民主党がまとまることができれば、脱原発解散に打って出てしまえばいいと思います。脱原発VS原発推進で再編成しちゃってもいいのではないでしょうか?
村上春樹も表に出てきて珍しくカメラの前で長いスピーチをしています。こちらで全スピーチを見ることができます。
この報道があった同じ日に関西電力が15%節電を要請するニュースが報道されました。まさに、脅しです。
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