テーマ:ゲーム開発者日記(457)
カテゴリ:業界の流れ
ゲーム雑誌というものは世の中に数知れず存在しております。
ゲームというカテゴリーを扱った雑誌という特性もあって、 ゲーム雑誌会社とゲーム会社には、沢山のやり取りがあります。 特に、激しいやり取りがされるのが雑誌での掲載ページ数です。 このページ数は多ければ多いほどに宣伝効果もあるために、 基本的には何処の会社も一定以上のページ数を掲載してほしいと願っています。 そして、この掲載ページ数ですが、 雑誌社が先導して決めているかと言えば、必ずしも、そうではありません。 ゲーム制作会社との何回にも及ぶ打ち合わせの末、決定される場合が多々あります。 このページ数は、掲載1ヶ月以上も前から雑誌社に資料を持ち運び、 果たして、そのページ数の掲載に耐えられるだけのネタがあるのか、 その他、沢山の検討の結果として掲載ページ数が決定されます。 その掲載までの間、 ゲーム開発会社とゲーム雑誌社でのページ数をめぐっての攻防が行われるのです。 何気なく目にしている雑誌ですが、 水面下では、沢山の攻防があった上で一つの雑誌が出来上がっていくのです。 ゲームを完成させるまでには、このような開発とは違うところでも、 多大な労力を割いて交渉している人間がいます。 そのような事が積み重なってユーザーの皆様にゲームを認知してもらい、 そして販売へと繋がっていくのです。 ゲームが売れるのかどうか、こんなやり取りの一つ一つも重要な要素です。 よく面白いゲームを作っているが売り上げに結びついていない事もありますが、 そのような会社は、このような交渉役だったり営業が弱い傾向にもあります。 面白いゲームを幅広く普及するには、 ゲーム開発以外の部分でも、戦って勝てるだけの人間が必要です。 業界にとっては優秀な交渉者はダイヤモンドよりも貴重な存在と言えます。 今後のゲーム業界を盛り上げるためには、もっと沢山の優秀な交渉人が必要です。 そのような存在がゲーム業界に魅力を感じ入って来てくれる事を願う次第です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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