テーマ:ゲーム開発者日記(457)
カテゴリ:小話
最近、考える事があります。それは、エンターテイメントの未来です。
ゲームに限らず、世の中にはエンターテイメントと呼べる物が数多く存在しております。 それらは、細かな違いこそ多くあれど、 消費者に楽しみを提供しようという理念において一致した存在であると思っております。 そして、そのエンターテイメントの未来についてですが、 私は、ゲーム、アニメ、映画という細かなカテゴリーが消失すると考えています。 以前までは、全てのエンターテイメントは、明確に分ける事が出来ました。 然し、最近では、そのカテゴリー分けも怪しい時代へと突入してきたように思います。 映画のようなゲーム、ゲームのようなアニメ、アニメのような映画、 以前と比較して、これらの言葉が組み合わさる事が圧倒的に増えている事は、 気のせいでは無いと思っております。 突き詰めるところ、楽しませたいという欲求は貪欲であり、 その方法論に関しては、枠にはめるべき物ではないと考えています。 その考えに従うと、各カテゴリーにおけるエンターテイメントは、 違うエンターテイメントの楽しみ方の方法論を吸収し、肥大化していくと考えられます。 そして、その収束がもたらす結果は、エンターテイメントの統合です。 この収束した形態こそが、究極のエンターテイメントであり、 究極のゲームと言える物なのかもしれません。 話を人間に例えさせて頂きますが、個々は弱い存在ですが、 それらが力を結束し、一つになり力を発揮する時に凄い力を発揮する事は、 人間なら誰しも理解している事です。 それと同様の考え方が、ゲームというエンターテイメントにも通じるのかもしれません。 個々のエンターテイメントには限界がある、 然し、それらのエンターテイメントの枠を完全に崩した時こそ、 今までの常識を覆した凄いエンターテイメントが誕生するのかもしれませんね。 上記は戯言かもしれません。 然し、そんな未来もあるのではないかと最近、考えています。 同じエンターテイメントに付く職業の方と力を合わせる機会が年々、増えておりますが、 それらは、この統合への序章と言えるのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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