テーマ:ゲーム開発者日記(457)
カテゴリ:業界の流れ
以前に、ゲームを学習教材の一つにという話しを覚えていらっしゃいますでしょうか?
この件が、俄かに現実味を帯びてまいりました。 東京大などが授業においてゲームを活用する方法の研究を開始したのです。 日本でも最高峰に位置する教育機関が、 その勉強の学習法としてゲームに着目した事は、 ゲームを学習に役立てる上で非常に大きな第一歩を踏み出したと言えると思います。 ゲームにおいては、その影響力が悪い方向に取り沙汰される事はありましたが、 その良い方向への影響力の研究は遅れておりました。 それが今回の例を代表として、 良い方向に進み始めた事はゲーム産業において多大な良い影響を与えるものと考えます。 然し、この研究についてですが、 何も私は学習効果やゲームのイメージ改善だけを期待しているわけではありません。 これは、本来の大学における研究意図とは違いますが、 私は、その研究からゲームをより面白くする方法が見付かるのではないかと 密かに期待を寄せています。 この研究にあたっては、学習理解力の向上に主眼が置かれていると思いますが、 その研究過程において、学習を理解させるための方法についても研究します。 という事は、如何に楽しませ、学習を苦痛では無くすか、集中させるのか、 それらについての研究も合わせて行う事になります。 これは、その研究意図が違うだけで、取り組んでいる事は、 ゲーム開発者のそれと非常に似通っております。 そのため、そこから相互に学ぶべき何かが生まれてくるのではないかと思っております。 違う立場から研究した成果を相互に生かす事によって、 ゲームを更に面白い物へと昇華する助けとする、 そんな状況を作り出す事が出来たならば、 必ずや、ゲームそのものが、もっと素敵な遊びになれるのではないかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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