テーマ:ゲーム開発者日記(457)
カテゴリ:小話
さて、今回も私事で申し訳ありません。
私の転職ですが、正式に決定致しましたので、報告致します。 詳しくは申し上げる事が出来ませんが、 来年から心機一転、違うゲーム会社で頑張っていこうと考えております。 そのゲーム会社は、ゲーム会社としては最大手の一つであり、 最古参メーカーの一つであります。 全てのプラットフォームに対して優秀なコンテンツを供給しているメーカーです。 その会社様にお邪魔してお話をさせて頂いた際に、 私にとって非常に興味のある事業に携わらせて頂けるとの事でしたので、 この会社のお世話になり、この会社の新しい仲間と共に、 面白いゲーム作りに挑戦していこうと決心しました。 新しい会社という事で苦労する面もあるかとは思います。 然し、現職の会社においては同じようなゲームを作り続け、 続編の連鎖に埋もれてしまっているような状況でした。 ゲームクリエーターとして一度、続編の連鎖の中から脱出し、 今とは違うゲーム作りに挑戦する事が必要であると考えました。 この点、現職の会社自体には不満があったわけではありませんから、 引き止めて頂いた経営者、職場の仲間には申し訳ないという気持ちです。 尤も、経営者、仲間共に私の気持ちを理解してくれ、 極めて和やかな雰囲気の中で退職を決める事が出来ました。 経営者からも数年後には、また戻ってきてほしいという有難いお言葉を頂き、 今の会社も素晴しい会社だったという思いを辞める身ながら強くしました。 ゲーム業界とは不思議な業界とも言えるもので、 辞めたとしても、結びつきは消えないままである事が多くあります。 実際に、会社を辞めた後に、また、その会社で仕事をするという例も多くあります。 私も、また、この会社の仕事に携わる可能性もゼロではないと思います。 当然、それは次の会社を辞める前提で行くというわけではなく、 それだけ、今まで働いた会社の仲間達とも強い絆を持っていた、 そして、それは、これからも変わらないであろうという事です。 机の上で個人個人が勝手に仕事をしている印象の強いゲーム業界ですが、 その実は、極めて仲間意識が強く、横の結びつきが強い、素晴しい奴等が多い業界です。 私も現職の会社の更なる発展を願っております。 さて、今回の退職ですが、有難い事に、 辞めるのであれば来ないかというお言葉を他の会社様よりも頂く事が出来ました。 また、他の会社様とのお話し合いの場にもご招待頂きました。 私如き人間に対しての温かいお声の数々に、 辞めるという一つの転機を機会にして、 皆様の温かいお心に触れる事が出来、 改めて、この業界で働いてきて良かったという想いが溢れ出てくるのを感じました。 遂に、来年からは新職場で新しい挑戦に身を投じていく事になります。 然し、環境は変われど、 その本質はユーザーに面白いゲームを届けたいという事に変わりはありません。 また、来年からもユーザーに楽しんで頂けるゲームを開発するため、 一心不乱にゲーム製作に取り組んでいきたいと考えております。 以上、私事で申し訳ありませんが、転職報告となります。 追伸: 私の現職の会社で携わっていたゲームですが、 辞めるには丁度良いタイミングでした。 彼らとは色々な話もし、私の挑戦を応援してくれました。 今後は、私の優秀な上司、仲間、部下達がそれを引き継ぎ、 シリーズとして、より成熟させていってくれるものと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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