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カテゴリ:映画
作品紹介 一日3食、すべてハンバーガー。しかもそれを30日間繰り返す?! ――ニューヨークが生んだ新進映画監督、モーガン・スパーロックは、ある日肥満症に悩む若い女性がファーストフード会社を訴えるというニュースを見て、とんでもない事を思いついた。…それは、自らが実験台となって『一日3食×30日間ハンバーガーを食べ続けたらどうなるか?』の疑問に挑むべく、映画製作を始めたのである。 …結果、彼の身体には驚くべき異変が…?! ファーストフード業界をも巻き込んで、作品は2004年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門ノミネートを獲得。食生活について、考えさせられるのは言うまでもない。 アメリカ人の60%が肥満体質と言う。 2人の少女がマクドナルド社を相手に「自分達が肥満となり、不健康になったのは不健康な食品を売りつづけたメーカーに責任がある」として裁判を起こし証拠不十分で敗訴した事件があった。彼女達の不健康と食品との関連が証明されていないというわけである。 確かになんでも裁判にしたがるのもアメリカ的であるが、その事件がきっかけで「じゃあ、それを証拠づけようじゃないか」と実験台になって自ら映画を作ってしまうのもアメリカ的である。 30日間、三食すべてマクドナルドメニュー。しかも「スーパーサイズ」という特大のメニューをすすめられたら決して断らないというルールである。3人の医師によって彼の健康チェックがなされ、管理栄養士がカロリー計算をする中で実験は始まった。 結局、極めて不健康な状態になっていくわけである。30日間ドクターストップがかかっても食べつづけた。 見終わって拍手が出る映画と言うのはそうありませんが、これは拍手したい気分でしたね。 ちなみにこの監督が一ヶ月で食べたファーストフーズは栄養士100人が「このくらいなら良いでしょう」というひと月に1回のペースでの8年分だと。 95点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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