BlackがN64で最初に買ったソフトだ。
Switch Onlineを利用して、久々にプレイした。


マリオカートシリーズ第2作となるこの作品は、1996年発売。
3Dに対応し、コースに高低差が出た。
シリーズ全体から見ても、距離の長いコースが多いのも特徴だ。
多くのコースが1周40～60秒を要する。

1人でのGPもタイムアタックも、対戦もたくさんやった。
友達同士での対戦なら、レースに関しては強い方だっただろう。バトルは苦手だけど。

また近年でも、70日間ヨーロッパ一周やトロントでのゲームイベントでプレイする機会がある。
そのため、そこまで久々という感はない。


マリオカートに限らず、N64をプレイしていた頃は自分用のコントローラーを買った。
専用にすることで、手によくなじむのだ。
選んだカラーは赤。手元に現物があれば写真を掲載したかったのだが。
価格は1個2500円だった。小学生には高かったが、SwitchのJoy-Conなどを見るとずいぶん安く感じる。

他に当時の思い出といえば、攻略本がいろいろな会社から出版された。
まだネットが普及していない時代、こうした情報といえば紙媒体が主流だった。
マリオカート64は特に出版された攻略本が多く、10冊以上は見かけた気がする。
これほど多いのは、記憶にある作品だと他にはポケモン金銀か。

質もピンキリだった。小学生の懐事情だと複数は買えないので、友達の家で読み比べしたこともある。
まだブックオフなどの古本屋には足を運んでいなかった頃だ。


今回は、各コースについての雑感を書こう。
SFC版と同じく4種類のカップがあるが、コース数は1つ減って4コースずつとなる。
つまり、全部で16のコースがある。
コースが長くなったので、周回数も5周から3周に減った。これは以降の作品も原則として同様だ。

使用キャラはピーチで行く。今作では、軽量級が最高速でも有利だ。
友達との対戦だと、まずヨッシー、次にキノピオが取り合いになりやすかった。

そういえば、マリオよりヨッシーの方が軽いというのはちょっとした話題になった。


|・ｗ)っ[キノコカップ]

最初を飾るのはルイージサーキット。
大した特徴もないシンプルなコースだが、それがルイージらしい……のか？
久々のプレイでも、タイムアタックで1分45秒くらいは狙える。
最初ながら長さは717m。GBA版の最長クラスにあたる。

以降はモーモーファーム、ノコノコビーチ、カラカラ砂漠と、比較的短いコースが並ぶ。
しかし、ノコノコビーチの洞窟ショートカットはちょっと難しい。
タイムアタックで利用するなら、じっくり練習して成功率を高めたい。

カラカラ砂漠といえば、列車と線路が特徴だ。
線路を周回してもコースを回ったとみなされないが、スター状態で走れば周回がカウントされる……だっけか？
さすがにこれでゴールはできないが。
昔は何度か狙ってみたものだ。


|・ｗ)っ[フラワーカップ]

キノピオハイウェイは1036mと長いコース。50ccなら1周に1分以上かかる。
一般車両が走る高速道路でのレースだ。
これを回避して走らなければならない。
タイムアタックはともかく、展開次第で大きく状況が変わるGPでは臨機応変さも求められる。



あちこちにキノピオがいる。探してみよう。
ついでに、ジャンプしてガードレールに乗り上げるとジュゲムのお世話になることに。
狙ってやらないと起きないことだろうけど、一応。


次はフラッペスノーランド。
初めて走った時は雪だるまで事故り、見事最下位になった思い出がある。
今でも雪だるまには注意しなければならない。

3コース目はチョコマウンテン。
短いが、曲がりくねった難しいコースだ。
特に終盤のヘアピンは注意が必要。100cc以上だとフェンスが撤去され、落ちると大幅タイムロスになる。
この場所では、たかがバナナと油断してはならない。


そして、最後はマリオサーキット。
距離は短いが、大小さまざまなコーナーが続く面白いコースだ。
任天堂おすすめの、タイムアタックコースである。



タイトル画面でRを押すと、マリオサーキットのベストタイムが表示される。
久々にやったにしては上出来か。

ちなみに当時の任天堂公式タイムは1'17"57。
壁越え無しではかなり難しい。


|・ｗ)っ[スターカップ]

まずはワリオスタジアム。
広大なスタジアムに土砂を敷き詰めて作ったコースで、スリップしやすい。
チョコマウンテンと同様、150ccではバナナを踏まなくても滑ることがある。その際はブレーキを。



ワリオが設計したことを表すように、外周の壁にはワリオがたくさん。
「ワリオワリオワリオワリオワリオジャンプワリオワリオ」とか書いてある攻略本があった。

コース自体も1591mと非常に長い。
スタート直後に壁抜けポイントがあり、大幅なショートカットが可能だ。
しかし、GPでやるとレースが楽しくなくなるので今回は使わず。

ある攻略本によると、もうひとつ壁抜けが可能なポイントがあって
それを併用すれば3周を25秒で終えることもできるらしいが……本当か？

終盤の立体交差は、直前にバナナやニセアイテムを置くと相手を落とすことも可能。
大幅なタイムロスを強いることができる。


次はシャーベットランド。どちらかといえば氷のコースだ。
かわいいペンギンがいるが、ぶつからないように走ろう。

3つのサーキットで最も難しい、ピーチサーキット。
湖の周辺を走るコースだが、特に落ちやすい第3コーナーとゴール前に注意したい。
前者は堅実なドリフトで乗り切ろう。後者はコースを走ることにこだわらず、芝生を走ってでも安全策を。

ピーチサーキットといえば、なんといっても中盤の大ジャンプを抜きに語れない。



この大迫力である。
GC版あたりから、こうした大ジャンプはマリオカートの名物になったような気がするが
その原点がここにある。


スターカップのラストはクッパキャッスル。SFC版と異なり1コースのみだ。
ドッスンのいる回廊や吊り橋に加え、下り階段をカートで走る。
シリーズのクッパキャッスルに共通して、直角コーナーが多いのも特徴だ。
ドリフトでも曲がり切れないことも多いので、壁にぶつかりながらの方向転換が必要になる。

終盤の2回のジャンプは、たまにCOMがハマることがある。
なぜか1度落ちると連続で落ち続けるのだ。


|・ｗ)っ[スペシャルカップ]

SFC版と異なり、50ccからスペシャルカップに挑める。
スターまでのGPをクリアする必要もない。

まずはドンキージャングルパーク。自然公園を走るコースだ。
コースアウトすると石を投げられる。どうやらこれは住民からの抗議らしい。
身内であるドンキーにも手加減はしてくれない。
タイムアタックでは、これひとつでゴーストをセーブできなくなる。

#NintendoSwitchOnline マリオカート64、ドンキージャングルパークでの一幕。これはひどいorz pic.twitter.com/6k28QcO7X4

— Black (@Black_1109) February 19, 2023

このコースでの一幕。これはひどいorz
しかしスターを引き当て一気に逆襲、2周目の途中で1位を奪い返した。

終盤の吊り橋は、設置アイテムや緑甲羅の絶好の仕掛け場所。
その後の洞窟はショートカットが狙える。GPなら差をつけるチャンスだが、狙いすぎに注意したい。


2コース目はヨッシーバレー。
たくさんの分岐があるため順位が判定できず、順位表示が「？」になっている。
画面にはミニマップを表示しよう。これで自分の順位だけならおおよそ見える。



写真は大きなヨッシーのタマゴ。一体何が入っているのかは永遠の謎だ。
一説には、王様ゲームで負けたヨッシーが走っているというが。


今作最難関ともいえる、ヒュードロ池。
テレサが出そうな……いや、実際に現れるお化け屋敷のようなコースだ。
コースレイアウトが手強く、各コーナーや中盤のクランクなど落ちやすい箇所がたくさん。

このコース、150ccで一度やらかした。6位でフィニッシュし、走り直しに。
ここが初のミスだった。




マリオカート伝統の最終コース、レインボーロード。
歴代でも珍しく、N64のレインボーロードは簡単だ。
ただしコースの長さは2000mと非常に長く、ショートカット無しだと3周で5～6分かかる。
今やるとむしろ退屈ですらある。

唯一の退屈しのぎが、コースを逆走するワンワン。
数えてみたら、3週で合計12回すれ違った。
3回ごとに、次にワンワンが来るまで長い間がある。
つまり、コース上にいるワンワンはおそらく3体。


これにて、全コース制覇だ。
長くなってきたので、続きは近日中に改めて書く。