カナダドルが100円を突破できずに落ちてきた。
金利の上昇もストップしそうだし、当面は95~100円のレンジ相場になるか?
ってわけで、金について考える。
この先も、金は最重要項目のひとつであることには変わらない。
昨年あたりから、カナダでは金利が上がり続けている。
それにより、銀行の利息も上がった。
TD Bankの預金口座(Saving Account)は、Blackが口座を作った2019年3月には1.2%の利息が付いていた。
しかしすぐ1.05%に下がり、翌年にはコロナでゼロ同然まで低下orz
昨年から上昇が始まり、1.0%を超えたと思うとさらに上がり現在では1.6%に。
$10,000を預けていれば、1年後に$160が増える計算になる。
が、それを上回るほどインフレが起きているのも事実であり。
増やすならもっと増やしたい。
そこで、定期預金(GIC)だ。
期間を区切って銀行に金を預け、その期間を終えたら利息付きで返還される。
その利率は高く、今なら4%台になる物もある。
利率が高い物は期間が長かったり、途中で引き出せないという制限がつく。
……が、なぜか今は1年より2年以上の方がむしろ利率が低いという逆転現象が起きている。
金利が回復したのと、元手がたまってきたのを機に
昨年からBlackもGICを買い始めた。
例えば、$10,000を現在の利率の4.65%で預ければ1年で$465が得られる。$30,000なら3倍の$1,395だ。
複数年積み重ねれば、この差は大きい。
もっと高い利率で稼ぐ方法として、株や債券もあるのだが
世の常として、ハイリターンの裏にはハイリスクがある。
余計なストレスを増やさず稼ぐ方法として、GICはベストな選択のひとつだろう。
ただし、GICでも緊急で金が必要になる場合のことを考える必要がある。
そこで、Blackは長期と短期のGICを組み合わせている。
長期は利率の高い14か月、短期は期間と利率のバランスがいい100日を。
さらに、100日GICは購入資金を4つに分割し、25日間隔で買う。
こうすれば、何かあっても長期間待つことなく、ある程度の資金を回収できる。
もうひとつ、税金についても触れておく。
銀行から得た利息も、一部は課税の対象となる。
先頃2022年の確定申告を行ったが、利息の25%を税金として払うこととなった。
そこで役に立つのが、TFSAだ。
日本におけるNISAと同じく、カナダでも一定額までの投資に対して税金が免除される制度がある。
利率の高い長期のGICは、この枠で買っている。
TFSAの限度額は、この制度が始まった2009年から年ごとに累積されるが
移住者の場合は、SINナンバーを取得した年からが対象となる。
Blackは2016年にカナダに来たため、その年以降の枠のみ利用できる。2023年現在、累計で$47,000だ。
この全額で4.65%のGICを買うと利息は$2,186(端数は四捨五入)、税率を前述の25%と仮定するなら税金は$546。
これが無税になるのは相当ありがたい。
TFSAの枠を使い切ってもまだ投資する余裕がある場合は、仕方ないので税金を払う。
しかし、100日GICの利率は現在4.0%。
税金を払っても、Saving Accountの1.6%より稼げるのは確かだ。
さらに高い利率を求めるなら、EQ Bankのようなオンライン銀行がより有利だろう。
が、Blackは(この日記では触れなかったが)投資信託も組み合わせている。
細かいサポートや資金の取り回しのしやすさも考慮し、普段使っているTD Bankで投資もすることにした。
以上、カナダ生活での預金と投資について軽く書いてみた。
First updated 2023.03.13 21:28:56
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Last updated
2023.03.14 10:40:44
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