クイナの格言。
「世の中には食べられる物と食べられない物の2種類しか存在しないアル」
まあ確かに真実と言えるのかもしれないが……。
ついでに、ここでも
cannotではなく
no canと言っている。
というわけで、
英語でFF9日記。
第13回、物語はDisc4に入る。最終決戦も目前だ。
「この光を見ていると、ポットローストにされた気になるアル」
pot roastとは、鍋で蒸し焼きにした肉の料理らしい。
要するに「食べられた気分になるアルよ」ってことだ。
「俺は何も知らなかったと、世界中を旅して教わったぜ」
日本語では
「まあなんだな、世界を色々回ってはみたけど、わかったことは俺は何も知らなかったってことぐれえだな!」。
そう結んで、一足先にスティルツキンの旅は終わる。
Switch版では、8回全て買い物しているとリボンがもらえる。
「ランクD? まだまだ先は長いぜ」
ダゲレオにいる4本腕の男。
話しかけると、ジタンのトレジャーランクを教えてくれる。
Sランクになればイベントが起きるのだが、今回はBランク止まり。
チョコボと宝探しでもしないとSランクは無理か?
終盤まで来て、かなりの数のアビリティが揃った。
英語になって名称が大きく変更された物も多い。この辺で、まとめて紹介しよう。
・
Flee(とんずら)
そのまま逃げるという意味だ。Freeと混同しないように。
・
What's That!?(あれはなんだ)
英語でも、言えば人の気を引ける……かもしれない。
・
Cherry Blossom(
桜華狂咲)
これが攻撃技だと、英語の名称だけでわかる人はいるのか?
・
Lv3 Def-less(レベル3デフレス)
魔法は英語でも直訳が多く、凝った名前の多い青魔法も例外ではない。
これすらも直訳で名付けられている。
・
Spare Change(ぜになげ)
もとは小銭という意味。余った金を投げるという解釈から、この名になったのだろう。
・
No Mercy(雑魚散らし)
一見すると効果がわからない技のひとつ。
・
Demi Shock(グラビデ拳)
黒魔法のグラビデはDemiという。
・
Distract(まどろみの術)
いわゆる回避無視。distractには「混乱させる」という意味があるらしい。
・
Eye 4 Eye(目には目を)
そのまま直訳だ。英語でも通じるらしい。
・
Accuracy+(与一の心)
命中率が上がる。適切な英訳が見つからなかったようだ。
・
Long Reach(忍者の教え)
これは英語の方が効果がわかりやすい。後列からでも武器攻撃の威力が下がらない。
・
Flee-Gil(逃げてもギル)
Flee(逃げる)にギルが付く、というわけでこの語に。
・
Master Thief(目利きの手触り)
・
Bandit(盗賊の心得)
・
Mug(ぶんどる)
盗むを強化するサポートアビリティ3つ。
・
Alert(警戒)
実際にもよく見る表現だろう。
・
Reflect-Null(リフレク貫通)
リフレク無効、つまりリフレク貫通。
・
Reflectx2(リフレク倍返し)
リフレク2倍。名前にスペースは入らない。
・
Millionaire(取得ギルアップ)
億万長者の意味だ。これはわかりやすい。
・
Power Up(反射区熟知)
チャクラの回復量を2倍にするが、名前だけでは効果がわからない。
さらに日本語のニュアンスが完全に落とされている。
・
Power Throw(マカロフ投法)
効果がわかりづらい訳をもうひとつ。投げるの威力を上げるサポートアビリティだ。
FF用語辞典Wikiによると、由来はソ連の槍投げ選手、アレクサンドル・マカロフらしい。
……なぜと問いたいのは、19という法外な魔石力の要求もだが。
・
Auto-Reflect(いつでもリフレク)
・
Auto-Float(いつでもレビテト)
・
Auto-Haste(いつでもヘイスト)
・
Auto-Regen(いつでもリジェネ)
・
Auto-Life(おまじない)
FF9では「いつでも」の名が付くが、英語では他のFF同様に「Auto(オート)」が付く。
おまじないはオートレイズ、つまり開幕リレイズの効果。
「いつでも」と付けると名称と効果が合わないが、「オート」ならOKだ。
・
Insomniac(眠らずの術)
・
Antibody(毒味の術)
・
Bright Eyes(暗闇回避の術)
・
Loudmouth(沈黙回避の術)
・
Jelly(固まらずの術)
・
Locomotion(止まらずの術)
・
Clear Headed(混乱回避の術)
・
Body Temp(熱せず冷ませず)
状態異常防止系あれこれ。よく見ると凝った名称がつけられている。
一方。キラー系はほぼ直訳ばかり。取り立てて書くほどでもないだろう。
取り上げたい物だけでも多くなった。
英語でRPGをやるなら、術・技の名称は多くの作品で注目ポイントになる。
さて、各地を回り準備が整った。最終決戦を始めよう。
【英語でFF9】
#1 4/09(プロローグ)
#2 4/20(氷の洞窟~リンドブルム)
#3 5/03(リンドブルム~ブルメシア)
#4 5/09(クレイラ~フォッシル・ルー)
#5 5/16(コンデヤ・パタ~マダイン・サリ)
#6 6/04(マダイン・サリ~イーファの樹1回目)
#7 6/11(イーファの樹2回目)
#8 6/15(Disc3スタート)
#9 6/25(リンドブルム~デザートエンプレス)
#10 7/02(グルグ火山~イプセンの古城)
#11 7/09(4つの祠)
#12 7/16(パンデモニウム)
#13 7/23(Disc4スタート)
#14 7/29(記憶の場所)
#15 8/06(そして私は永遠の闇)
#16 8/17(総括)
First updated 2023.07.27 08:14:20