デンマークの首都コペンハーゲンから遠くに、人口6000のビルンの町がある。
小さな町ながら、そこには毎年150万人が訪れるという。
なぜなら、このビルンはLEGO生誕の地だからである。
毎年190億のレゴブロックが作られる工場とLEGO本社を目的に、世界中からLEGOファンが訪れる。
先日のNintendo(⇒
9/13)に続き、"What is"シリーズを読んだ。
Blackも昔遊んだことがある、
LEGOだ。
やったことがない人でも、おもちゃ屋に並ぶLEGOの箱を見たことはあるだろう。
会社と主力商品のいずれもLEGOというが、会社名の方が順序としては先になる。
もちろん文中で由来が解説される。
創業者は、デンマークの大工だったオーレ・キアク・クリスチャンセン。
1916年、彼が作った木工所からLEGO社の歴史は始まった。
かつては地域の家庭に向けて、木製玩具を作っていたという。
プラスチックの時代を経て、息子のゴッドフレッドが社長を継ぐ頃に
今日よく知られるレゴブロックの原型が完成した。
レゴブロックの最大の特徴、
互換性についても触れられている。
60年前のブロックを現代のブロックと組み合わせられる。にわかには信じがたいが、レゴブロックを知っていれば納得できる。
さらに、文章が一切使われない絵だけの説明書も特徴のひとつだ。
前述の通りBlackも昔はレゴブロックで遊んだ経験があり、それを思い出しながら読んだ。
当時読んだ説明書を思い出して、そういえばLEGO Technicが欲しかった頃もあったなと。
モーターやギアで実際に動かせる、車や飛行機などのシリーズだ。
複雑な作りになるため、対象年齢が高い。
近年でも、驚くべきレゴブロックの大作がニュースになることが時々ある。
例えば、2013年に作られた
スター・ウォーズ戦闘機の実物大モデル。
500万個以上のブロックで作られたという。
それらを連想する人もいるだろう。
もちろん
LEGO社やレゴブロックの歴史、それに
工場の生産ラインについてなど
この本の内容のほとんどは初めて知った知識になる。
こういうのがノンフィクションの醍醐味なんだよね・w・
LEGO社の職務でもデザイナーが特に重要だというのは、簡単に想像できるだろう。
この本では、その
デザイナーの採用プロセスについても書かれている。
本当に面白い章だった。読む際は注目したい。
そんなわけで、また面白い本に出会うことができた。
次はどの本を読もうか?