トロントの空港といえば、Pearson空港が真っ先に思い浮かぶだろう。
だが、実を言うとそこだけではない。もうひとつ空港がある。
Billy Bishop空港だ。
ダウンタウンからすぐ近く、Toronto Islandsの西側にある。Pearson空港よりずっと近い。
本土からはフェリーか地下トンネルで行くことができる。
入口はBathurst Streetの南、Harbourfront Centerからは2kmほど西にある。
湖の下に作られたトンネルだ。反対側まで4分ほど歩く。
地上に出るとこの通り。
正面の売店には、土産や旅行グッズが置いてある。
酔い止め薬もあるので、買い忘れても調達できる。
ホールに展示されている小型飛行機。
床には85周年の特別ロゴが描かれている。この空港は1939年にできた。
建物は2階建てで、出発カウンターもひとつだけの小さな空港だ。
搭乗ゲートは
国内線と
国際線に分かれている。
国内線は多くがオタワやモントリオールなどのオンタリオ州内、国際線はニューヨークやボストンなどに行く。
航空会社は多くが
Porter航空、一部エアカナダだ。
このPorter航空について、ちょうどTORJA8月号に特集記事が掲載されていた。
2006年創業、
地域エアラインとしては北米No.1の称号を得ている。
特にスタッフのサービスや機内食が高く評価されているようだ。
4年前からオタワ旅行を延期しているところだが、行く際には選択肢になるか。
バスか列車か飛行機か、計画を立てる時になったら検討しよう。
前述の通り、本土からのアクセスはフェリーか地下トンネルだ。
帰りは
フェリーでと思ったが、歩行者向けにはサービスを休止している。
ただし、車持ちは乗れる。
車ごと対岸に渡れるフェリーだ。写真の通り、3階建てで1階部分に車が乗り入れている。
歩行者は無料だが、車ごと乗る場合は往復で$15かかる。
距離121m、時間にすると
90秒という、短い船旅だ。
100%電力で駆動する、
Marilyn Bell Iという船だ(Iは1号を意味する)。
空港の周辺にも、狭いが外を出歩けるエリアがある。
北西方向に開けており、夕方ならば景色目当てに来ても楽しめるだろう。
湖を照らす夕日と、前を横切る船。いい写真が撮れた。
この写真のみタイムスタンプを入れる。
そんな感じで、一通り歩き回ってみた。
近距離路線がメインの、市街地からアクセスのいい空港として見ると
Pearsonに対するBilly Bishopは、新千歳に対する丘珠空港と似たものを感じる。
丘珠は札幌市内にある空港で、主に北海道内を往復する飛行機が発着する。
オタワやニューヨークに旅行する際には、旅客として訪れるかもしれない。
まず今は、僕のトロントの地図にまたひとつ「訪れた場所」が増えた。
そして、この日記にも思い出がひとつ増えるというわけだ。