海んちゅから雪んちゅへ

雪国へ来ていろいろな不思議・仰天体験をしました。どれも南国育ちの私には信じられない出来事ばかりです。
たとえば・・・、
●消雪パイプの水や、積雪の多いときのために長靴は絶対必需品
●車のサイドブレーキは引いちゃいけない（ＰかギアＬｏｗ又はＲ）
●雪が深い場所では車がカメになる（腹がついて、タイヤが空回り）
●屋根から落ちた雪が屋根に達したまま放っておくと、積もった雪が屋根を引っ張って壊す
●水道管が凍って破裂する
●道の雪が凍らないように塩化カルシウムを巻くので、知らず知らずのうちに車の下はサビサビに・・・
などなど、きりがありません。

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この間なども驚愕の出来事が…。
当直の日は、昼間勤務をしたあと、そのまま夜の勤務に移り、だいたい翌日の夕方早くに仕事を上がります。

職員駐車場にも当たり前のように消雪パイプがあって、雪が降れば自動的に地下水が出るんですが、その日に限って屋根無しの場所しか空いてなかったので、私は何も考えずにそこへ車を止めました。それが悪夢の始まりとは知らず…。

次の夕方ごろ、吹雪。私はろくに前日眠れなかったので、くたくたになって
「やっと帰れるぞー！」
と思いながら、駐車場へ向かいました。
いつものように消雪パイプの水が出ていたのですが、車へ向かうとそこには！
左半分が氷像と化したマイカーの姿が・・・！！！
ええええー！！！

しばらく信じられませんでした。
原因は、消雪パイプの水。場所によって、５，６ｍ横に噴出しているのがあって、昨日からマイカーにかかっていた。それが、一日かかってマイカーを氷像に変えたんです。

信じられない！マイカーが氷像なんて・・・（泣）

これ以来私は、必ずその消雪パイプから遠い屋根付きの場所に止めます。こうやってまた一つ、私は「雪んちゅ」に近づいて行くんですね。

ちなみに、その氷は車と地面をもくっ付けていたので、私は３０分ぐらい氷を蹴りまくり、何とか死に物狂いで脱出したのです。

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