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カテゴリ:我が家の植物
私たちが住む山にはところどころにブナ林があります。我が家の庭に植えたブナもその子供で、この60cmほどのブナが一人前(実が生る)になるまで、およそ50年の年月が必要だと言われます。 ということは、私が寿命を向かえるまでにこのブナの実が見れるかどうか・・・。実を付けるまでにこれ程の長い年月をかけ、さらに寿命は200年から300年。ブナの森は、ゆったりとしたサイクルで移り変わっていくというわけです。 この辺りでも戦後にずい分ブナの木の伐採が行われ、その跡に植えられたのはほとんどが杉の木。まとまって伐採された森は雪の重みを支えきれずに、雪崩を起こしたりしてさらに広範囲のブナ林が失われたそうです。 我が家の近所にこのブナの子供を育てている人がいます。この周辺はとにかく雪の量が多いですから、ブナの子供が1mほどに育つ前に枯れてしまうことが多いのだそうです。そこで、ある程度まで育てた後、森へ返すというわけです。 雪国に移り住んで4年、四季折々の山の景色の美しさ、特に春先ブナの新芽が出る頃の美しさには毎年感動させられています。同時にこの景色を子供たちに残せればと思うようにもなりました。 そのためにこういった努力というのは、すごく大事なのかなーと考えさせられました。秋は植え替えの季節。今年は山へブナの子供を探しに行こうと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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