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2012年05月23日
テーマ：今日の健康状態は？(10612)
カテゴリ：健康
今はだいぶ調子も出てきましたが、今朝の体調はイマイチでした。最近は朝の血圧が低く、今日も上が８２、下が６４でした。日中にはいつも血圧が上昇して本来の状態に戻ります。正午頃の血圧は上が１１８、下が７２、このぐらいだと理想的な血圧です。
病院で血圧を測る時は「正常ですから心配は無いですよ」と言われるけれど、自宅で測ると血圧がかなり高いという人がいます。「病院での測定は信頼性が高いから心配無いだろう」と思っていると思わぬ事態を招くこともあります。
普段自分で測る時は高血圧なのに、病院で測ると正常の場合を「仮面高血圧」と呼びます。実際は「高血圧」と呼ぶべきなのに「病院で測ると正常血圧という仮面をかぶっている」ことからこうした名称が付けられています。 日中活動している時には血圧が上がり、寝ている時には血圧が下がります。朝目覚めると血圧が上昇しますが、その上がり方が急激な場合が仮面高血圧の「早朝高血圧」のタイプです。この上昇が急激であるほど、血管が傷ついたり血栓ができやすくなります。
夜間の睡眠中は血圧が下がりますが、血圧が下がらずに朝まで高い状態を保っている場合、または夜間になると血圧が上昇する場合は仮面高血圧の「夜間高血圧」のタイプです。このタイプは職場や家庭でストレスにさらされている場合や肥満の人に多いといわれます。血圧が高い状態が長い分、心臓や血管に与える影響が大きく脳卒中や心筋梗塞で夜間に突然死する危険性が高まります。 私の友人でも突然死した人が何人かいますが、検診では特に問題が無かった人たちです。妻が朝起こしに行ったら「死んでいた」あるいは「早朝に出勤する時に倒れてそのまま亡くなった」という事例があります。私は「仮面高血圧だったのでは」と推測しています。
血圧を気にしすぎる「血圧心配症」の人がいて、常に血圧を測って一喜一憂しています。血圧は１日の中で変動して推移していきますから、高いこともあれば低いこともあります。逆に血圧には無関心無頓着で全く気にしない人もいますが、こちらのタイプの方が心配です。 血圧は朝と夜に一度測りそれを記録しておきます。朝は起床後１時間ぐらいで朝食前に測ります。夜は就寝前に測ります。いずれも排尿を済ませ数分間安静にした後に測ります。これを記録しておくと、医師の診断を受ける時の貴重な資料となります。 私の場合は朝に血圧が低いことが多く不調になりがちですが、血圧が低い場合は重大な事態を招くことが無いせいか医師は心配ないといいます。朝に軽い運動をしたりラジオ体操をして体質改善に努めています。高齢で血圧が高いほどリスクは高くなりますから、こうした方は特に注意が必要です。
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