テーマ:葬儀(192)
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昨日は仕事でしたがとても多忙でした。仕事をしている屋内作業所の現場からは駐車場が見えるのですが、妻が運転席に座って駐車しているのが見えました。「やっぱり亡くなったのか」と直感的に思いました。
私たちは札幌市の隣の北広島市に住んでいます。私の職場は札幌なのですが、妻の実家はその職場から歩いて20分ほどの所にあります。妻は母が永眠する場に立会い、その足で私に死を知らせにきたのでした。 上司に「義母が亡くなったので残業はできません」「定時で帰らせていただきます」と告げる。「帰ってしまったら後補充に3人は必要なので何とかならないか」との驚くべき発言。私一人が抜けたら三人は入れないと仕事が終わらないという意味が分かりませんよね。定時で帰りました。 義母は気丈で元気な方でしたが、7年前に夫を亡くしてからそれが失せたように思われます。外出もしなくなり老人クラブなどにも顔を出さなくなりました。昨年からは寝たきりになり日々体が弱っていくのが明らかでした。先月に医師からは「今年いっぱいは無理でしょうね」「せいぜい2ヶ月ほどと思って下さい」と告げられていました。 満96歳でしたから天寿を全うしたと言っていいでしょうね。最近は腕が腫れたり頭痛があったりと苦しんでいたようですから、これで楽になったでしょう。安らかな眠りについたと思います。 写真の花は我が家の花畑の松葉ボタンです。開花するのは半日かせいぜい1日の短い命。でも次々に開花するのでいつでも咲いているかのように錯覚します。1年草ですが翌年は落ちた種から芽を出してどんどん増えていきます。 人間も誰しも寿命を迎えいつかはこの世から消えていきます。でも次々に新たな命が誕生します。そうして歴史は作られていくのですが、この世に誕生したからには生きた証を残したい。それは歴史に名が残るような大きなことではなく、どんな小さなことでも良い。そんなことを考えるこの頃です。 今日が仮通夜で明日が本通夜、明後日が告別式と続きます。現実的な話なんですが葬儀というのはとても面倒です。今まで多くの葬儀に参列してきましたが、その地域の風習があったりその家の格式やこだわりがあったりします。貧乏人として特に頭を悩ますのは香典や法要の金額ですね。人が亡くなった時にお金の話は不謹慎ではありますが、生まれても死んでもお金がかかるのも人生です。
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