カテゴリ:健康
集中して続いていた仕事もようやく一段落、今日と明日は休みです。連日のハードな仕事で持病の腰痛に不安がありましたが何とか乗り切りました。昨夜は少し痛みがあったのですが今朝は痛みがなくなりました。少し張りはありますが思った以上に順調です。
私は若い頃に「腰椎椎間板ヘルニア」と診断され「手術をしなければ治らない」と告げられました。当時は手術以外に完治の方法が無いというのが常識でした。痛みが酷い時には起き上がることもできず、トイレに行くにも大変な思いをしました。 でも手術をせずに「神経ブロック療法」を選択し様子を見ることに。神経ブロック療法とは筋肉注射やトリガーポイント注射あるいは硬膜外神経ブロックなどで痛みを遮断する療法です。すぐに効果が出る人もいれば、一時的に痛みは治まるがなかなか治らないという人もいます。私の場合は後者でした。
半年ほど経った頃には酷い痛みで寝込むということも無くなりました。MRIによる画像診断をしたところヘルニアは消えて無くなっていました。今の医学の常識では「ほとんどの腰椎椎間板ヘルニアは放置していても消えて無くなる」ということになっています。これは白血球の一種である「マクロファージ」がヘルニアを食べてしまうからです。 大きなヘルニアほど治りが早く小さいヘルニアほど治りにくいそうですが、これは大きいほどマクロファージが体の異常をイチ早く察知して反応するからだと言われています。半年ほどで消えるという事例が多いそうです。ただ、希には「痺れや麻痺が酷く排尿障害もある」ために手術が必要なケースもあるようです。 腰椎椎間板ヘルニアは完治し暫くは痛みから解放されたものの、再び腰痛で苦しむ状況が訪れました。仕事が事務労働から肉体労働に配置替えになったからです。重い荷物を持つことが多いので腰に過度の負担がかかります。病院でMRI検査を行ったところ「腰椎椎間板ヘルニアの再発は見られないが、椎間板の部分の幅が狭く腰の骨が弱っている状況」とのことでした。 状況を改善すべく筋力強化トレーニングやストレッチなどを始めました。知人から紹介されたバラコンバンド体操やマッケンジー体操なども行い、これらは今も続けています。様々な運動で腰痛の悪化を防止しているのが、何とか今の仕事に耐えていることができる要因かなと考えています。
腰椎椎間板ヘルニアがあっても全く痛みを感じない人もいれば、手術でヘルニアを除去したのに痛みが改善されないという人もいます。実際にはヘルニアがあるにもかかわらず、腰痛が無い人がたくさんいるとのことです。「腰椎椎間板ヘルニアが原因の腰痛は数%程度」と言われています。 ほとんどの腰痛は原因不明とのことですが、最新の医学では脳の側坐核(そくざかく)の働きが腰痛と大きく関わっているということが分かってきています。そしてその引き金となっているのがストレスだということです。このことについては別の機会に詳しく述べたいと思います。
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最終更新日
2013年11月11日 18時52分59秒
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