カテゴリ:健康
インフルエンザ患者数は1週間で(1月27日から2月2日まで)187万人(医療機関を受診した患者数から推計)になるという。今季の推定患者数は累計で約462万人となっています。
年齢別では0歳から4歳までが約25万人、5歳から9歳までが約44万人、10歳から14歳までが約26万人、15歳から19歳までが約8万人、20代が約15万人、30代が約23万人、40代が約20万人、50代が約12万人、60代が約8万人、70歳以上が約6万人となっています。 インフルエンザマップ インフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第1週~第5週)ではAH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型(A香港型)の順となっています。 「AH1pdm09」の先頭文字のAはA型のこと、H1はH1N1の略でインフルエンザウィルスの亜型の一つ、pdmはパンデミックのこと、最後の数字の09は2009年のことです。「AH1pdm09」は2009年に流行(パンデミック)した新型インフルエンザのウィルスの型を示す記号です。 最近はテレビ番組で「健康」に関するものを放映する機会も多いですね。名医とされる医師を招いての解説番組も多くなりました。その中で「ウィルスはマスクで防ぐことはできない」「うがいでウィルスを洗い流すことはできない」などとする医師の発言がありました。これらの番組を見た知人から「マスクやうがいはインフルエンザ予防の効果が無いんですよ」と聞かされました。テレビの影響は大きいだけに、医師は慎重な発言をすべきではと感じました。 インフルエンザウィルスはとても小さく、マスクの繊維の間を簡単にすり抜けることができる大きさです。しかしウィルスは簡単にすり抜けるわけではなく、多くはマスクの繊維に絡みついてしまいます。 ある実験では「ウィルスはマスクを通過して口の中に侵入する」のではなく、多くの場合「顔とマスクの隙間から侵入する」ことが明らかになりました。マスクを顔にピッタリと密着させて装着することがより高い効果を発揮します。 またマスクを装着することによって喉の乾燥を防ぐことは、皆さん実感として理解していると思います。このこともウィルスの感染から身を守る上で重要な要素なんです。「マスクにインフルエンザ予防の効果が全く無い」ように言われていることは誤解なんですよ。 「うがいの効果に疑問がある」というのは「喉の奥にあるウィルスまで洗い流すことができない」といことを根拠にしています。これは事実ですが「うがいに効果がない」のではなく「喉の奥の深い部分にあるウィルスにはうがいの効果が無い」ということです。 では喉の奥にあるウィルスにはどう対処したら良いのでしょう。一番効果のある方法は水とともに胃に流し込んでしまう方法です。ウィルスは胃の強い酸によって死んでしまいます。より効果の高い方法はペットボトルの緑茶を定期的に飲むことです。緑茶に含まれるカテキンには強い抗菌作用が有り、O-157・赤痢菌・ピロリ菌などにたいしても増殖抑制作用があります。今はカテキン濃度の高いお茶なども販売されていますから、インフルエンザ予防には便利ですね。 インフルエンザを防ぐ基本的な手段は「手洗い」「うがい」「マスク」ではあるのですが、最も根本的な問題は免疫力です。偏った食事・不規則な生活・睡眠不足・疲労の蓄積などは免疫力を低下させ、インフルエンザへの感染を容易なものにしてしまいます。日頃から規則正しい生活を心がけましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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