カテゴリ:健康
今は緑茶もペットボトルでたくさんの種類が出回っていて気軽に飲めるようになりました。私もペットボトルのお茶を良く飲みますが、急須で入れたお茶を飲むと何故かホッとします。これはお茶に含まれる香気成分がペットボトルよりも多いからです。日本茶の香には数百種類の香気成分が含まれていて、中でも青葉アルコールや青葉アルデヒドには気持ちを落ち着かせる働きがあります。
ペットボトルのお茶と急須で入れたお茶の違いは、お茶の葉とその量にあると言われています。ペットボトルの茶葉は2番茶3番茶を使用しており、茶葉の量は250mlに対して約2g程度だそうです。ペットボトルの場合は茶葉の量を多くすると苦みや渋みが多くなってしまうからというのがその理由です。
静岡県環境衛生科学研究所は市販されているペットボトル入り緑茶飲料17種と急須で入れた緑茶(煎茶抽出液)の比較を行いました。急須で入れたお茶はペットボトルのテアニンの4.1倍、タンニンは5.5倍、カフェンは2.5倍との結果を発表しました。ビタミンCはペットボトルの緑茶の方が多く急須で入れたお茶の2.7倍となっています。これは保存料としてビタミンCを加えているためで、添加物としてのビタミンCがお茶の旨みを抑制しているとの指摘もあります。
テアニンは脳神経の働きを活発にします。タンニンはガンや生活習慣病の予防に効果があるとされています。カフェインには利尿作用と気分をリフレッシュする作用があります。お茶に含まれる成分には広範囲な効果が期待でき、ストレス解消・美肌・老化防止・血圧調整・疲労回復・風邪予防・口臭予防・虫歯予防などの効用があるとされています。
ペットボトルの緑茶は急須で入れたお茶よりは成分が薄いということなのですが健康飲料としては優れたものですからこれからもたくさん飲みたいものですね。より健康効果を期待する人には急須で入れたお茶がお薦めです。
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最終更新日
2017年09月11日 22時45分13秒
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