カテゴリ:季節の花
今日は満開の桜を楽しみながらのウォーキングでしたが、曇り空で時々は小雨が落ちる天気だったのが残念でした。青空のもとで桜を楽しみたいけれども明日も雨との予報。当面は快晴を望めないようで青空が広がる頃には桜も散ってしまうでしょうね。
桜の開花宣言に使われるのがソメイヨシノなんですが北海道では少し状況が違います。それはソメイヨシノの北限地が札幌で、ソメイヨシノが開花宣言に使われるのは札幌から道南方面に渡る一部なんです。ただ石狩市厚田でソメイヨシノの植栽研究が行われ花を咲かせることに成功しましたし、他の地域でも試みがなされているようですから北限地が変動していく可能性はあるでしょう。現在美唄市も厚田もソメイヨシノの北限地としていますが、厳密に言えば厚田の方がやや北緯が高くなりますがほぼ同じくらいです。 北海道の桜のメインはエゾヤマザクラで多くの地域でこの花が開花宣言の標本木となっています。道東ではチシマザクラが多く根室市では全国唯一この桜が開花宣言の標本木となっています。ソメイヨシノの南限地を超える沖縄・奄美諸島ではカンヒザクラが開花宣言の標本木です。 桜は日本を代表する花で国花とされていますが、国花に関する法律も公式ルールというものもありません。広辞苑や国語辞典などでは桜と菊が国花であると紹介されています。外国では国花が複数以上ある国もあれば国花が無い国もあります。 桜の原産地については諸説あるようですがヒマラヤから中国南西部にかけての地域とする説が有力なようです。日本には桜の原種が9種類ありそれらが各地に自生しています。1000年以上も前から原種を基盤として交配を繰り返してきた歴史があり、現在日本で栽培されている桜は600種類以上とも言われています。 独特で上品な桜の香りの成分はクマリンですが、咲いている桜からその香りを感じるのは難しいです。塩漬けにすると糖が分離してクマリンが生成されて甘い香りを放つようになります。桜の香りが感じられるのは桜餅を包む塩漬けの葉の香りや花を塩漬けにした物を使用した桜餡などからです。 桜の香りにホッとすると感じた方も多いと思いますが、桜の香りにはリラックス効果があるんだそうです。桜の香りのお香を焚いてリラックス効果を期待する人もいますし、湯船に桜のアロマを入れゆったりと湯に浸かってストレス解消をする人もいます。この香りにはダイエット効果があるとも言われますが、交感神経に働きかけて代謝を亢進させエネルギー消費を促す作用があるということだそうです。
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