カテゴリ:健康
昨日の夕食は鹿肉ジンギスカンでした。ジンギスカンと言えば北海道を代表する郷土料理で肉はマトンかラムを使います。鹿肉を使った鹿肉ジンギスカンという言葉も定着しつつありそれほど珍しくはないのですがまだまだ一般的ではないようです。鹿肉販売店が少ないことも原因でしょうね。我が家では知り合いの猟師からいただく機会が多いので良く食べます。
鹿肉ジンギスカン 昨日のジンギスカンは鹿のロース肉800グラムにラム肉800グラムで家族4人分です。ラム肉は健康に良いとのことで2004年に大ブームが起こり、ジンギスカンのお店も次々に開店急増しました。その後はブームも下火になり閉店に追い込まれる店が相次ぎました。 ラム肉が健康に良いとされたのは肉の脂肪分が吸収されにくくヘルシーだということ。コレステロールを減らす不飽和脂肪酸が多いこと、脂肪燃焼を促すカルニチンが多く含まれることなどが注目を浴びる要因となりました。 ラム肉ジンギスカン 鹿肉もヘルシーだとされていますが低脂肪高蛋白である点が注目されているようです。豚肉や牛肉に比べると脂肪分は約80分の1で、蛋白質は1.5~2倍だそうです。鉄分が豊富に含まれていることや抗がん作用や肥満防止に効果がある共役ジエン型リノール酸が豊富に含まれている点も注目されているようです。
野生鳥獣による農作物被害状況(平成24年)は鹿によるものが最も多く約82億円だったそうです。様々な対策によって捕獲処理されていますが、その大部分は廃棄処分となっています。食肉として処理されているのは北海道で14%、長野県5%、兵庫県3%などとなっています。大量の鹿の廃棄処分は環境面・経済面で大きな負担となっています。
鹿肉が食用として活用されないのは安全に美味しく提供するための設備の問題や、処理に関する法的な環境が完全には整っていない問題などがあるようです。 鹿肉販売店が少ないのは供給量が不安定な状況にあること、鹿肉に対する消費者の認知度が低く人気が無いこと、採算性が悪いことなどが影響しているようです。 フランスなどヨーロッパでは鹿肉は高級食材として扱われてきた歴史がありますが、日本においてはまだまだ課題も多いようです。鹿肉の認知度が高くなってヘルシーであることが広く知れ渡るとブームが起きる可能性もあるかななどと考えています。
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