カテゴリ:健康
季節の変わり目は寒暖の差が大きいため体へのストレスも大きく自律神経の乱れで変調をきたすとされています。体調を崩しやすく抵抗力も弱まって様々な病気にかかりやすくなります。病気にならないまでも体がだるい・疲れやすい或いはうつ的気分などに悩まされるということもあります。春は人生上重要な転換点となる環境下にあるために、そのストレスによって体調不良になることもあります。
体や心に大きなストレスがかかると免疫力が低下し抵抗力が衰えます。免疫力の低下はその季節特有の病気に抗することができなくなってしまいます。 冬季の場合はノロウイルスが問題でしたが春はロタウイルスに要注意です。ロタは感染力が強く、感染すると激しい下痢や嘔吐に襲われます。また39度以上の熱が出るのも特徴の一つです。このウイルスはアルコール消毒剤や高温に強いのが特徴ですが「酸性アルコール消毒剤」が有効だとされています。ノロウイルスと同様に次亜塩酸ナトリウムを含む家庭用塩素系漂白剤も有効です。
はしか・風しん・水ぼうそう・おたふくなども春に多い病気です。どれも有効な予防接種がありますから集団生活が始まる前に受けることをお勧めします。 病気予防の最も有効な手段は免疫力を高めること。免疫力を低下させる原因としては睡眠不足・過労・栄養の偏りなどがありますから注意しましょう。免疫力を高めるには体温を上げることが有効とされていますから、体の冷えに注意し体温を上げる工夫をしましょう。
春に多くの人が悩まされているのが花粉症でしょう。すでにピークを過ぎた地域もありますが、今がピークという地域もあります。現在は花粉症治療も進歩していますから酷い症状の人は医師に相談してみましょう。事前に飲んで花粉症の症状を抑える薬があってアレジオンもその中の一つです。
花粉症に有効な食品というのが色々あります。埼玉医科大学の研究によればレンコンを9週間食べ続けたところ抗体の血中濃度が下がったというデータがあります。レンコンに含まれるカテキン効果だそうです。バナナを食べて症状が緩和したとの報告もあります。8週間毎日バナナを2本食べ続けたグループとそうでは無いグループでは、食べ続けたグループに症状が改善されたという自覚症状の人が多かったとのことです。 その他の食品としてはわさび・シソ・タマネギ・ショウガ・大根・フキ・ヨーグルト・ダッタンそばなどが症状を和らげるとされています。
春は就職・転勤・部署移動・退職・入学や進学など心へのストレスも大きい環境下にあります。それらのストレスが引き金となってうつ病を発症することがあります。疲れやすく体が気だるい・無気力になって何に対しても興味を持てない・学校や会社が嫌になるそして休みがちになる・死にたいと考えるようになったなどの症状が現れたら要注意です。 うつ病の原因はセロトニンという物質が不足して起こるとされています。朝に太陽光を浴びながら軽い運動をするのがとても有効です。腹式呼吸も効果があるとされています。セロトニン合成のトリプトファンを含む食品を食べることも有効でバナナ・納豆などの大豆製品などが良いとされています。有田秀穂教授によれば「トリプトファンが血液を介して脳内へと入りやすくするには炭水化物中心の食事」が良いとしています。
うつ病も長引いて重症化すると完治は容易ではなくなります。色々な事を試したがなかなか改善しないという場合は早めに医師に相談しましょう。無気力になってくると病院へ行こうという気もちも失せてきます。周囲の人が異変に気づいたらサポートしてあげることも大切です。
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