カテゴリ:健康
私の住む北広島市は今年の真夏日は2回のみで猛暑日は一度もありません。気温の低い日も多く低温注意報が出された日もありました。今朝の気温は16.7度、曇り空で霧も発生していて寒く感じました。最高気温は21度との予報になっています。私個人としては夏が来なかったとの感覚が強くせめて8月後半は夏らしくなって欲しいです。
雲り空で気温も低い 日本列島は長いので地域によって気象状況は様々ですが不安定であるという点については一致しているようです。異常な暑さが続いたと思ったら寒いと感じる日もある。日々の気温の変化や朝晩と日中の気温差が大きい、加えて冷房の効いた室内から暑い屋外へ出るという機会も多い。異常な暑さの中で熱中症になる人も多かったのですが、不安定な気象や激しい気温の変化によって体調を崩す人も増加しています。 散歩中には小雨も 昨日のニュースでは「体調不良で病院を訪れる人が増えていて、体温調整が上手くできない事による気象病と診断される人が多い」と報じられていました。私が知る人の中にも体調不良の人が増えていて気象病と思われる症状ですが内科医で診察を受けたらどこにも問題がありませんでしたと告げられる人も多いです。
気象病によって起こる症状は大きく二つに分かれます。一つはめまい、肩こりあるいはイライラといった不定愁訴で検査しても特段原因が見つからないことが多い。もう一つは片頭痛や関節痛などの持病が悪化するパターンで、気象病の中でもこれら痛みを伴うものは特に「天気痛」と呼ばれています。普段から交感神経と副交感神経からなる自律神経が乱れがちな人に症状が出やすいと言われています。
最近の研究では「体の平衡感覚をつかさどる内耳には、気圧の変化を感知し脳に信号を送るセンサーがある」「普段から自律神経が乱れやすい人だと、センサーからの信号を受けて脳が混乱し交感神経が興奮してめまいなどの症状が出る」とのこと。天気痛の症状も交感神経の興奮によるものとされています。
自律神経を整えるには自律訓練法が有効とされています。その方法についてはネット上にも本にも多くの情報があります。できればその症状が気象病なのかどうかを病院で検査を受け、自律訓練法を指導してもらえるなら最良だと思います。 バランスのとれた食事も大切で特にビタミン類の補給が重要とされています。自律神経を整えるのに良いとされている食品はイワシ・シジミ・アサリ・牡蠣・レバー・チーズ・緑黄色野菜などです。
不定愁訴の予防や改善にはセロトニンが有効とされています。セロトニンが不足するとうつ病を発症することもあります。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれていてトリプトファンというアミノ酸から作られる神経伝達物質です。 トリプトファンを作るにはタンパク質の摂取が重要ですが炭水化物もとらなければそのレベルが上昇しないそうです。セロトニンを作るにはミネラル類も重要な働きをするとのことですが特にビタミン類が大切だそうです。炭水化物などを制限する極端な糖質制限ダイエットは危険と指摘する医師も増えていますが、セロトニンの不足もその理由の一因となっているようです。
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