カテゴリ:健康
インフルエンザが猛威をふるっていますが風邪をひいている人も多くなっています。私の周囲にも風邪をひいている人が多くて熱が高いと訴えます。37度2分で「かなり熱が高い」と判断する人もいますが「その程度は平熱」という人もいます。この程度の熱は平熱の範囲に入る場合も多いそうです。
では発熱とは何度からでしょうか。37度を超えると発熱として考える人が多いのはある誤解によって生じているとのことです。テルモ体温研究所によれば「むかしの水銀体温計は、37度のところが赤い字になっていたので、そんな間違った常識ができてしまったのでしょう」とのことです。
同研究所によれば37度は発熱の場合もあるしそうでない場合もあるが、発熱では無い場合の方が多いそうです。日本人の平均体温は36.89度だそうですが人によってかなり幅があるとのことです。また1日の体温のリズムがあり早朝は体温が低く夕方に高くなります。医学的に正しい測り方をすれば37度は平熱の範囲内と判断できる事が多いそうです。 年齢によっても体温は異なります。乳幼児の頃は高く成長とともに下がり10歳くらいから安定します。高齢になると低くなりますが、これは老化によって身体機能が落ちてくるためと考えられています。高齢者の場合は風邪やインフルエンザになって症状が悪化しても熱が高くならないケースも多いとのことです。高齢者が高熱を出した時にはすでに肺炎が進行していたという場合もありますので要注意です。
発熱かどうかを知るには平熱が基準になりますので、自分自身の平熱を知ることが大切です。体温は時間帯によっても変動するので、時間帯ごとの平熱を知っておかなければなりません。食後は体温が上がりますので食間か食前に計ります。 起床時・昼食前・夕方・就寝前の4回計りますが計る時間を決めておきます。様々な要素によっても体温は変化しますので、何日かおいて計るということを繰り返して平均値を求めます。平均値より高い熱であれば発熱の可能性が高いと判断できます。高齢で歳を重ねるとともに平熱も変化しますからその点にも注意が必要です。
熱を計るには脇の下が一般的ですが、耳で計る場合や口内で計る場合もあります。それぞれの部位によって平均値の結果は違ってきます。脇の下で計る場合は最低10分以上は計ります。今は「平衡温予測方式」の体温計があって10分後の体温を高い精度で予測でき短い時間で計測できます。 耳で計る場合は極めて短い時間で計ることができるので、じっとしていられない子供さんの熱を計る場合などに適しています。体温計を購入すると必ず説明書が添付されているので、良く読んで正しい計測法を把握しておきましょう。
平熱が高い人ほど免疫力が高く平熱が低い人ほど免疫力が低いそうです。私の場合は早朝は36度を超えることが無く日中や夕方でも36度5分を下回ることが多いです。体温を上げるために努力して一時は平均値が36度5分に達したこともあるんですが、最近はまた低めで推移しています。色々な本を参考にしながら平均値を上げる努力を継続していますが難しいです。私は67歳と6カ月ですから身体機能が低下してきているかも。頑張らねば!
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