テーマ:節分(397)
カテゴリ:暮らし
今日は節分ですが皆さんのお宅では豆まきをしますか。我が家では毎年豆まきをしていますが今日はどうするか未定です。あるアンケートによれば今回の節分で豆まきをするというのが約35%、しないというのも約35%で未定が約30%となっています。20代ではしないと回答した人が多く43.8%だそうです。
私は今日は仕事なんですが「節分セール」で忙しくなりそうです。帰宅が遅くなるので豆まきをする余裕は無いかも。妻がしたいようなことを言っていましたが息子たちは興味が無いようです。するとしても私が帰宅する前には終了していることでしょう。
仏教に詳しい方に教えていただきましたが、鬼とは地獄に住む鬼では無く自分の心の中に住む鬼のことだそうです。鬼には欲深い赤鬼、怒り・嫉妬・妬みの青鬼、無知・無明の黒鬼、我儘な黄鬼、怠惰な緑鬼の5種類があるとのことです。特に赤鬼・青鬼・黒鬼のことを三毒煩悩と言うそうです。
自分の心の中にこれらの鬼が住みついているということを忘れない為に節分があるとのことです。節分の鬼は豆をまいたら逃げてくれるけれども、心に住みついた鬼は豆をまいただけでは逃げてくれないとのこと。 自分の心の中には、満足することを知らない欲があり、すぐに怒ったり人を羨んだりするところがあり、愚かな部分があるんだという事を忘れずに、自分を戒めながら生きることが大事なんだそうですよ。煩悩だらけの私にはたくさんの鬼が住みついているように思われ、自分を戒めながら生きることはなかなか難しそうです。
節分の行事は中国の明の時代の習慣を室町時代に取り入れたとの説がありこれが有力な説になっているようです。当初は災厄を払い除くというこの儀式は宮中の年中行事の一つでしたが次第に民衆に伝わったそうです。 節分は神道の習わしという説もあります。それによれば、 京都に鬼が出てみんなを困らせていましたが、神様からのお告げで豆を鬼の目に投げて退治したという話がありそれが起源となっています。神社で豆まきというのも一般的になっていますね。神棚に豆をお供えしてから豆まきをするというお宅も多いようです。 神道では「地獄」「 鬼」「 邪気」とか使わないので「節分は神道の習わし」というのは間違いであるとの説もあります。仏教国であった当時の中国から伝来したもの、神道に節分行事の意義は無いそうです。
色々な説の中にももっと細かな違いもあって難しくて良く分からないです。日本の文化は他国から取り入れ、日本の文化として独自に発展してきたものが多いです。今では節分も宗教とは無縁の文化として感じる人も多くなっているようです。それぞれのお宅にはそれぞれの節分があるという寛容さがあっても良いかなとも思います。ただ、先人の知恵を教訓とし時には人生を考えてみるということも大切かと思います。
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