カテゴリ:健康
日本生活習慣病予防協会では毎年2月を「全国生活習慣病予防月間」と定め、平成23年より啓発活動をしています。今年の全国生活習慣病予防月間のスローガンは「少食」です。「腹八分目に医者いらず」という諺がありますが、お腹いっぱい食事をとるより腹八分目が健康に良いというのがスローガンの意味です。
少食が良いと言っても栄養バランスを考えもしないで量を減らしては問題外。炭水化物・たんぱく質・ビタミン類などバランスを考えた食事が必要です。糖尿病や肥満・心疾患などの予防には食物繊維がとても重要であることが分かっていますので欠かせません。この機会に自分の食事のバランスをチェックしてみましょう。 食事のバランスとともに欠かせないのが運動です。健康のためには運動が大切と言うと妻は「そんなの言われなくても分かっている」「常識でしょう」と言い返します。でも運動はしませんし体を動かすのは大嫌いです。テレビを見ながらゴロゴロしているので散歩に誘いますが絶対にしません。 運動が大切と言うと「私はスポーツが苦手だから」と言う人もいます。ここで運動と言うのはスポーツだけではありません。積極的に体を動かすのも立派な運動です。運動が大切なのは十分に認識しているけれども実践はしていないという人も多いようです。
生活習慣病予防対策として有効なのがウォーキングです。軽い散歩から初めて徐々に時間や距離を延ばしましょう。時間が無いという方は、少しだけ生活を変えてみましょう。エレベータやエスカレータを使わずに階段を上る、歩いて10分ほどの距離なら車を使わずに歩くなど工夫してみましょう。 いつもゴロゴロしながらテレビを見ている人は座ってテレビを見るようにしましょう。これだけでも消費カロリーはアップして少しは筋肉の強化にもなります。ちょっとしたことがきっかけで体を動かすことに慣れ、次のステップに進むことができる場合もあります。「体を動かすのが面倒なのでそれに代わる方法はありませんか」と聞かれることがありますが、そんな方法があれば私が知りたいです。
2月は心筋梗塞発作や脳卒中が原因と推定される救急搬送が多い月です。急激な温度変化や水分の不足などが間接的な原因となるようです。寒いと水分補給が不足がちになり血流にも悪い影響が出てしまいます。トイレや入浴など温度差のある所に移動する時は特に注意が必要です。温かい場所から寒い場所へ移動する時は少し体を動かして体温を上げると良いそうです。これらの病気の主原因は生活習慣病によって血管が詰まるなどの異常です。生活習慣を変えることによってリスクを大幅に下げることができます。
若い人でも要注意なのが突然死です。就寝中にもっとも多く発生しているそうで次いで入浴中、休養・休憩中、排便中に多く起こっていると報告されています。心臓が原因となる「心臓突然死」が多く、総務省消防庁が発表した調査結果によれば心肺停止状態の患者のうち半数以上は心臓が原因で年間約7万人が死亡しています。 突然死の予測は難しいのですが、生活習慣の改善によって予防できる可能性が高いと言われています。禁煙や過度の飲酒を避けること・高血圧や高コレステロール血症、糖尿病など心臓病を引き起こす病気のチェックや治療をしっかりと行うことが重要とのことです。
今日の北広島市は朝に風雪注意報・低温注意報が出されていましたが早々と解除となりました。寒いものの雪は降っておらず穏かな天気です。各地の大雪によるトラブルが報道されていますが、北広島市は例年に比較して雪はかなり少なく助かっています。 福井県など北陸を中心に異常な大雪となっていて死者や重軽症者も出ました。お悔やみとお見舞いを申し上げます。今も混乱が続いているようですが1日も早い復旧を願います。異常気象がまだ続くのか不安になります。 にほんブログ村
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