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今日の北海道新聞朝刊記事によれば日本の有給休暇取得率は50%で、欧米・アジアなどの19の国・地域で日本が3年連続最下位だったとのことです。調査結果をまとめたのは旅行予約サイト運営会社のエクスペディアです。フランス・ドイツ・香港・ブラジル・スペイン・タイの6カ国の有給休暇取得率は100%、イギリスが96%だったとのことです。
19の国・地域の中で取得率が低いのが17位のアメリカで71%、18位がオーストラリアの70%だったとのことです。19位の日本が50%ですからかなり低いですね。 土曜日・日曜日・祝日は休日で有給休暇も容易に取得できますという恵まれた環境にいる人もいる一方で、病気になってもなかなか休めないという人もいて企業間格差も大きいように感じます。 私の友人は「38度以上の熱が出ているが風邪だと思う」「今日は休ませて欲しい」と会社に電話をしたところ、上司から「その程度で休みたいというのは軟弱」と言われたそうですが出社は無理ですとのことで結果として休んだとのことです。翌日出社した時に「この忙しい時期に平気で休むとはいい根性をしている」と嫌味を言われたとのことです。 その友人は有給休暇もなかなか容易には取れないとのことで、ここ数年では父が倒れた時の1日だけは休みを取れたとのことです。昨年はテレビ報道でブラック企業のことが何度も取り上げられ話題となりました。人材を育て大切にすることが結果として企業の利益にもなるように思えるのですがどうでしょう。 今回の調査では「有給休暇を取ることに罪悪感があるか」との設問にはあると答えた人が58%と日本が最も多かったそうです。「上司が有給休暇を取ることに協力的」と答えた人は43%で日本が最も低かったとのことです。上司世代の考え方が有給休暇率上昇にブレーキをかける要因ともなっているようです。昨年成立した働き方改革関連法には有給休暇取得促進策が盛り込まれましたが取得率は向上するのでしょうか。 下記は元の職場の後輩であり友人でもある人物から届いた「怒りの年賀状」です。私は元の職場を去ってからすでに3年になりますから、主として現在の同僚らに出した年賀状でしょう。その職場とは名前を出せばほぼ誰もが知っている大企業です。 彼は組合の役員として違法残業などの労働法関連の違反事例・労使協定違反の事例などを取り上げ会社側を追及していました。その結果もっとも組合が弱いと言われていた職場に強制配転となったのです。配転されたばかりの新たな職場で慣れない仕事に苦労しているようで、ミスをしては責任を追及されるとの厳しい日々を過ごしているようです。 こうした職場にとって不都合な人物は、私が在職していた頃からほぼ確実に配転となっていました。組合活動を理由に配転するのは違法ですから、会社側は常に「人材育成が目的の配転」であって「組合活動とは全く関係が無い」と説明します。訴えても結果が出るまでは長年かかりますし良い結果が出るとも限らないというのが現状です。 心身ともに疲れ切っているとのことで心配ですが、頑張り屋なので何とか乗り切ってくれるでしょう。彼が一人で頑張っても状況を変えるのは容易ではないでしょう。でも彼のような人物が一掃されれば労働環境は悪化するだけです。健康にだけは気をつけて無茶をせずに頑張って欲しいです。 今日の北広島市は午前中は降雪もなく穏かな天気でした。ところが正午過ぎに突然の吹雪、その後は雪がハラハラと落ちるという状況に変わっています。午前11時に風雪注意報が出されましたが午後からは大雪注意報が出されました。今日は夕方から仕事ですが出勤時と帰宅時は荒れないで欲しいですね。今日も頑張ります。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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