テーマ:図書館の映画(64)
カテゴリ:暮らし
キング牧師 黒人差別 人種差別 グローリー明日への行進
昨日は仕事が休みでした。休みの日も家事に追われて忙しいのですが昨日は二男が「洗濯や掃除はやっておくのでゆっくりしてて」とのこと。言葉に甘えて午後から地元の北広島市図書館へ映画を見に行ってきました。 毎週水曜日は図書館で映画が上映され料金は無料です。ただ過去に上映された作品ばかりで新作の上映はありません。昨日の上映は「グローリー 明日への行進」でした。 「グローリー 明日への行進」は2015年1月に北米全域で公開され、同年2月にはベルリン国際映画祭で上映され、同年6月には日本でも公開されました。 キング牧師が黒人の選挙権を求め平和行進を続ける姿を描いたものです。行進に対し州警察や民兵隊が攻撃を加え血が流れる惨事となります。日常生活においてもこうした運動を続ける黒人にたいする白人の迫害は続きます。キング牧師らは徹底して非暴力を貫きついに平和的に選挙権を勝ち取ります。 人種差別によって尊い命が奪われるというシーンもあります。キング牧師の運動に対し賛意を示した白人もまたその犠牲になっています。キング牧師に協力した白人の聖職者が白人至上主義者によって襲撃され殺されるという事件もありました。 「自由と平等の国アメリカ」で実際に起こった人種差別による残虐な事件の数々に心が痛みます。現在はトランプ大統領誕生によって白人至上主義者が台頭しているということに危機感を覚えます。 キング牧師は運動によって犠牲者が出る現実や運動方針を巡る組織内の対立などに苦悩し葛藤しながらも、人種差別撤廃に向けて命をかけて闘う姿に感動しました。 1955年アメリカ、バスで白人男性に席を譲ることを拒否した黒人女性が逮捕拘留されました。その女性はのちに公民権運動の母とされたローザ・パークスです。この事件の裁判をきっかけにバスのボイコット運動が起こります。この抗議運動の指導者として選ばれたのが当時26歳のキング牧師でした。 黒人差別の即時撤廃を求める人々を指導しアフリカ系アメリカ人の地位向上に寄与したキング牧師は1964年にノーベル平和賞を受賞します。しかし4年後の1968年4月4日に暗殺されました。亡くなった時はまだ39歳でした。 映画を見た後は本を4冊借りました。最近は本を読む時間があまりとれなくて読書量は減っています。本によっては1冊を読むのに1週間を要することもあります。それでも長いスパンで平均すると月に8冊以上は読んでいます。 昨日と今日で「カメラがなくても写真は撮れる」を半分ほど読みました。本の内容からするとこのタイトルには違和感を感じますが、出版社が本を売るためにインパクトのあるタイトルを考えるのでこうしたことは多々あります。 内容は北海道において取材を続けてきたカメラマンの失敗談や数々の事件の思い出話といった感じです。ソビエト連邦のミグ25戦闘機が函館空港に強行着陸した事件も載っています。この事件が起きた時には私もニュースを見て強い衝撃を受けたのではっきりと記憶しています。なかなかおもしろい本です。 山形県沖を震源地とする地震で被災された皆様に心より御見舞申し上げます。1日も早い復興を願います。被災地では雨が続いているようですが土砂災害などのさらなる被害が出ないよう祈ります。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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