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年を経ると「美味しい」と感じるようになる食べ物があるように、
学生の時は特に興味を惹かれなかったけど、 最近になって「これはこれでいい」と感じる絵があります。 それは「文人画」。 学生の頃、恩師が全く今の私と同じようなことを言っていたのを思い出します。 最近習い始めた二胡の先生は、 「滅びゆく古典楽器」にも通じており 思いがけず浦上玉堂(江戸時代の文人画家)の七弦琴の話になりました。 誤解を恐れず玉堂という画家についてわかりやすく言うと、 趣味人であり宮仕えだった玉堂は、 ついに愛用の七弦琴と息子二人を連れて藩を出奔。 各地を放浪し、絵を描き琴を弾き酒を飲んで 文化人と交流をもちながら我を貫いたという、 もうつくづく羨ましい限りの人生。 美術史の講義で玉堂を習いながら、 「その七弦琴ってどんな音がするんだろう?」と 気になっていました。 念願の七弦琴を聞く機会は意外に近いかも!? 久々に玉堂の話をしているうちにその作品や、 他の文人画も久々に見たい気が湧いてきました。 丁度「TEA」展をやっている出光美術館にでも行ってこようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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