ガダラの豚
「必要ならば夜に食わせてやる」聖書にはキリストが悪霊を豚に封じ込め、その豚2000頭が川で溺れ死んだという話があるらしいし(マルコ伝5章 『ガダラの豚』の故事。そこから、『ガダラの豚』は悪霊に付かれた者を例える言葉とされているらしい)(ホジスンの精神的系譜参照)いっきなり固い感じから始まりましたけど、何てことないんですよ。ちょっと前に友達に借りた小説なんですけど、知ってる人いてるかな??中島らも著のミステリー小説で3部作なんですけど、小説嫌いのGANTZでもかんなりハマりましたね~。簡単なあらすじとしては、まず1部としては、(以下amazonレビュー参照)アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブームにのってベストセラーになった。8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、大生部はアル中に。妻の逸美は神経を病み、奇跡が売りの新興宗教にのめり込む。大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。そして、第2部大生部一家はテレビ局の特番取材で再びアフリカへ旅立つ。研究助手の道満、スプーン曲げ青年の清川、大生部の長男納、テレビのスタッフ6名。一行はケニアとウガンダの国境沿いを北上してスワヒリ語で「13」という意味の不吉な村、クミナタトゥに着いた。村民に怖れられる大呪術師バキリの面会に成功した一行は最大の禁忌を犯す。バキリのキジーツの少女を攫ったのだ。危機一髪。ケニアを後にする。クライマックスの第3部は・・通訳のムアンギ、テレビクルーたち。6人もの犠牲者を出して大生部は娘を取り戻した。「バナナのキジーツ」の志織を奪いに呪術師バキリは東京に来ている。番組関係者の回りでは次々奇怪な事件が起こる。司会者嬢の惨殺、清川の変死。元・プロデューサーの馬飼は大生部一家と大呪術師バキリが対決する生番組を企画した。光と影、呪いと祈り。テレビ局の迷路でくりひろげられる世紀末スペクタクル大団円。つーわけで、読みたくなってきたっしょ??しかもそこらの推理小説やらとは違って、完璧にリアリティがある!っていうのも、ひとつひとつの事をちゃんと調べて書かれてあるんですね。呪術のことであったり薬物のことであったりが詳細に説明されてて勉強になることがめちゃめちゃありました。ってことで、この調子でいろんな本読んでいこーと思いますっ!!また何かいい本あったらおせーてちょーだいっ!!