引き続き紅葉ドライブシリーズ7日目ですが、もう実際に現地に行ってから1週間が経ってしまいました。光陰矢のごとしです。今年ももうすぐ終わりですねって感じ。
さて、昨日ご紹介した田中角栄大先生の故郷・西山町から数km南下すると、海岸沿いに東京電力・柏崎刈羽原子力発電所というのがあります。「柏崎刈羽(かりわ)原発」という名前は新聞やニュースなどでよく見ますが、実際にどういうところか関心があったので立ち寄ってみました。事前に「見学可能」という情報を得ていましたので、日本海岸にある原発の見学用の「サービスホール」というところに行きました。
ちなみに、原発は柏崎市と刈羽村にまたがって存在していますが、刈羽村と柏崎市の位置関係はちょうどレソトと南アフリカの関係(かなりマニアックですみません)、または鳩ヶ谷市と川口市の関係(これも地元以外の人にはわからなくてすみません)のようになっていて、あえて刈羽村がほぼ四方を囲まれる柏崎市にならないのは原発の存在によって相当潤っていて合併などしてしまうと生活レベルが下がるというからだと確信します。
これが海岸沿いの森の中にある柏崎刈羽原発のサービスホールというところです。発電所は左側奥の通りをはさんで海沿いの広大な敷地の中にあります。
私は完全フリーで行きましたが、事前に予約をしておけば写真のような1時間コースのホール内のガイドツアー、1時間半コースでさらにバスに乗って発電所内の見学もできます(無料)。これは原子炉の壁が何重構造かになっているのを説明しているところ。
これは原子炉の1/5原寸大の模型。そもそも原子力発電の仕組みというのをもらったパンフレットをもとに素人的にごくごく簡単に説明いたしますと、原子炉の中で核分裂させたエネルギー(熱)を使って発生させた水蒸気によってタービンを回し、それで電気が生み出されるというものです。水の落差の力でタービンを回すのが水力発電、重油(だったかな)でタービンを回すのが火力発電、ということで、原子力の場合は水蒸気が電気を作っているので、クリーンなエネルギーといわれる所以です。
しかし、核分裂にはウランが必要なので、燃料として使用後の燃料棒などの廃棄問題や、そもそも核分裂のときに放射能が発生することが問題なので、エネルギー効率の良さと、これらの処理にかかるコストや環境等への影響を天秤にかけて考えると、いいんだか悪いんだかよくわからなくなります。この刈羽村は原発があることで雇用や税収に相当恩恵を受けているのでしょうから、いろいろな問題が絡み合って原発問題というのは単純には語れませんね。
さて、一番上の階まで上がると展望台になっています。この左側の木々の奥が発電所です。
発電所の敷地ですが、中はよく見えません。奥は日本海です。原発が海の近くにあるのは、発電後の蒸気を大量に放出する必要があるので、必然的にそうなります。もっと原子力のことを知りたい方や見学されたい方は柏崎刈羽原発のHPへどうぞ。
さて、これは柏崎市南部にある道の駅「風の丘米山」。北陸道・米山ICの近くの丘の上にあります。道の駅自体は閑散としていて、あまり特筆すべきものはなかったですが、この風力発電用の風車が印象的でした。日本海からの風の吹き返しが強いところのようです。
道の駅から見た日本海。
さらにもう一枚。景色は素晴らしかったです。
さて、この日の道の駅めぐりも日没まであと3時間くらい。明日のレポートでは紅葉の写真を連発して最後を飾らせていただきます・・・
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