昨日、新宿の本屋で下のような本を見つけました。
「国マニア」。まさに私の琴線に触れる本です。普通の人が通常知らないようなマイナーな国、小さな国、どうして国になれたのかよくわからないような国など、歴史的な経緯や現状などが非常に詳しく書かれています。極小国家ではバチカン、モナコ、ナウル、ツバル、サンマリノなど、国の中で独立している国ではグリーンランドやプエルトリコなど、勝手に独立した国、微妙な生い立ちの国など、私が小さな頃から持っていた関心のツボに完全にはまりました。それにしても、よく調べたものだと感心してしまう内容です。
この本の筆者、吉田一郎さんという方ですが、筆者の紹介欄を見ると歳も私と同じ、住んでいるところも結構近いです。同じように中学生ころに外国に関心を持ち始めたところや語学系でもあるところ、私と同じニオイを感じてしまいます。この方、学生のときに香港にかつてあった九龍城砦(警察権が及ばない無法地帯と言われていたところ。90年代までありました)に住んだことがあるそうです。そのころここは香港領内でありながら大陸中国の飛び地という位置づけで香港警察の権力が及ばない一帯で、もろもろ違法な商売が行われていた超怪しいところです。
この筆者、こんな本も出していました。
「世界飛び地大全」。これはさらに世界にあるさまざまな飛び地の歴史的経緯を地図や昔の新聞記事を使いながら詳しく説明しているものです。日本でも他の県や市町村に飛び地があったりすることはありますが、世界各地でもそういうところが結構あります。前の本にも出てくる小さな国、微妙な国などもこういう飛び地的経緯で発生しているものもあります。
ブログのトップページのお気に入りリンクに入れている「世界飛び地領土研究会」という頁があります。これは匿名で運営されているようですが、恐らく上の本と内容が共通しているので、この吉田さんがやっているものではないかと思います。この情報量並大抵ではないです。相当いろいろな文献をあたったり、現地にも行って調べているものと思われます。こういう方、個人的には相当尊敬してしまいます。
関心のない方には全然面白くはないと思いますが、個人的には「同志」を見つけたような気がして嬉しくなっております・・・
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