最近ちょっとネタ切れ気味ですが、今日は仕事に関係する話を少々。
最近、仕事の効率改善やヒューマンエラー(人間なら誰でもやるつまらないミス)防止などの目的で「見える化」「見せる化」「可視化」ということの必要性が語られるようになりました。要は常に仕事の状況や動きを目で見えるような形にしておいて、関係者の思考のベースを同じレベルに保ちつつ、進捗などの管理も円滑に行うといったようなことです。トヨタの「カンバン方式」「カイゼン」などはこれとほぼ同義だと思います(本当の詳細はよく知りませんが)。工場などモノを作る仕事ではこの「見える化」が業務効率化に直結しますが、デスクワークなどでも、自分に振り返って考えてみると、意外と昔からこのような仕事のやり方を無意識にしていたことに気づきました。
まだパソコンなどが普及していないころは、ペンディングの案件などがあると、付箋にメモして電話機のそばにベタベタ貼り付けて忘れないようにしていました。これもひとつの「見える化」だと思います。パソコンを使うようになってからは、常にスケジュールソフトに予定とともにやらなければいけない仕事をすぐに書き込んで一目でわかるようにしていたりします。こうすると、頼まれた仕事を忘れる確率は格段減ることは間違いないと思います。
私がこうするようになったのは、ずっと前にいた職場の帰りに寄る、常に混雑している大衆的かつ規模の大きい中華料理屋で、注文を受けるとカウンターの中ではまずそれ用のどんぶりや器を目の前に1枚置いていくというやり方でさばいていましたが、これに少し影響を受けています。この店では全くメモなどとらず、この方法ですべて注文を「見える化」して記録していたような感じです。
この部分は賛否両論あるかもしれませんが、会社の私の机の上はいつも書類で埋まっていてスペースがほとんどありません。かつ、書類を揃えて置いたりしないので誰が見ても極度に散らかっている、混乱していると思われる可能性大です。昔から無意識に机上を「見える化」していたので、おのずとこうなります。書類を揃えて置いたりしたら、下の方に何があるか見えなくなってしまいますし、引き出しなんぞにしまうのは全く見えなくなるので愚の骨頂のように思えます。単に整理ができない人の言い訳を後付けしていると思われるかもしれませんが、こういう形で仕事をするのも意味があると思っています。このように常にいろいろ視界に入れておくことで、やらなければならない仕事も常に身近に感じたりします。
かと言って機密書類を机上に出しておくようなことはしていませんし、一応バランスはとれていると思います。むしろ、整理整頓すること、目の前に何も見えない状態にしておくことにこだわりすぎるのは、自分の家ならいいでしょうが、会社などでこれをやると他人から見るとその人が何をやっているのかもわからず、周りから孤立してタコツボに入るきっかけを作るような気がしてなりません。不特定多数の人が出入りするような職場では無理ですが、決まった人のみで仕事をしている部屋などでは極力なんでもオープンに見えるようにしておくことが、コミュニケーションをよくする第一歩であると常々思います(うちの会社そういう問題が結構あるもので・・・)。このような考え方はおかしいでしょうか・・・
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