赤城山から伊香保温泉、榛名山を抜け、最後の目的地、長野新幹線の「安中榛名駅」にやってきました。この駅、長野新幹線が開通した1997年に開業した駅なのですが、新幹線の駅だというのに、山の中で周辺に何もないところにぽつんとある感じで、「秘境駅」といわれていました。それに惹かれてこれまで数回、この近くに来ると周りがどう変化しているか見るために立ち寄っています。
ちなみに「秘境駅」というのはここ(Wikipedia)やここ(トップページのリンク)に説明がありますが、山奥や人里離れたところ、周囲に人家のないところにあって、そこに辿り着くのが相当大変な駅といった感じでしょうか。トップからリンクされているこのページの方は本も出しているようで、物凄い冒険家と思われます。こういう方は尊敬してしまいます。なかなか凄い内容ですので興味ある方、訪問してみてください。
「安中榛名駅」は下の地図のようなところにあります。
群馬県の安中市の北の端の山を切り開いたようなところに駅があります。北側は旧榛名町(現高崎市)ですが、最近は山を突き抜けるトンネルが開通したものの、少し前までは峠越えの細い山道経由でないと北側の榛名側からは辿り着けないようなところだったようです。安中榛名駅は高崎で上越新幹線と分岐して一つ目、この駅の次は軽井沢になりますが、中途半端な位置にあるので、安中市内に用がある人は高崎で下りて在来線に乗りそうですし、榛名方面からはこの駅に来るよりも高崎駅に出るのが早そうで、そもそもここに駅を作った意図が今ひとつわかりません。
駅を遠くから見るとこんな感じ。駅前には今も店などは全くありません(駅舎の中には一応売店はあります)。
新幹線の駅なので駅舎はとても綺麗です。
駅を背にして見た景色はこんな感じ。かなり遠くの方にコンビニが1件あるのみです。タクシー乗り場にはタクシーがいません。駐車スペースはふんだんにあります。この駅で降りても、車がない限りどうにもならない感じです。一応このはるか先に開発中の住宅地があります。
駅の中も閑散。1時間に1本、ここに停車する電車が来ます。このときは数人リュックを担いだ登山客のような人が電車を待っていました。
駅舎にあった宣伝です。この駅の南側に「定住型リゾートシティ」を売りにした「びゅうヴェルジェ安中榛名」という分譲ニュータウンが開発中です。「東京駅から59分で新幹線通勤」ということですが、1本乗り遅れたり終電に乗れなかったりしたら相当大変だと思います。でも、この駅の開業当初はこの分譲地も開発前だったので、本当に何もなかったことを考えれば、だいぶ発展したものだと思いました。このおかげで当初はマニアの間では「秘境駅」とされていたのですが、最近は「もと秘境駅」に格上げされたようです。
駅から車を5分くらい走らせるとこんな感じで家が建っています。
ほとんど人の気配がありません。
空き地もたくさんあります。自然環境としてはとてもいいところなので、退職して悠々自適な方にはいいところだと思います。私も20年後くらいを目処にここに移ってもいいかなとも思いますが、その頃はどう変わっているのか少し楽しみではあります。
「びゅうヴェルジェ安中榛名」の公式HPはここ(結構きれいです)。私は不動産業者ではありませんので責任はとれませんが、ご興味ある方はどうぞ。。
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