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テーマ:今日の出来事(291588)
カテゴリ:鉄
今朝、東北内陸で大きな地震がありました。倒壊した一軒宿の温泉の映像が出ていましたが、このあたり先日のGWで行ったところにとても近く、最近山奥の秘湯系温泉によく行く私としましてはひとごととも思えず、人生の諸行無常を感じる次第でございます。 さて、本日、東京メトロ副都心線が開通しました。すでにテレビや新聞でも報道されていますけど、個人的に前からこの路線開通を注目していました。子供のころ(今も)、計画線も含む東京の地下鉄路線図を見るのが好きで、将来はこうなるんだなあと漠然と思っていましたが、今日の副都心線開通で、ごく一部の支線を除いて東京の地下鉄網がこれで最終的に完成したわけです。そんなことでとても感慨深いです。 この路線は渋谷・新宿・池袋の三大副都心を通ることから名前がつけれらましたが、それぞれの間のデパート競争としてもこれをきっかけに激化するといわれています。特に池袋はこの路線の開通で東京西部や埼玉南西部の客が池袋を通過して新宿や渋谷に行ってしまうという危機感から相当力が入っています。その雰囲気は今日行ってみてよく伝わってきました。 さて、昼過ぎに池袋駅(昨日までは通称「新線池袋」といっていた駅)から乗車。すでに開通済の有楽町線経由で東武東上線や西武池袋線方面からで電車がやってきます。 池袋駅の路線図。真新しいところがいいです。 上の路線図にもありましたが、地下鉄では初めての急行運転が設定されています。並行するJR埼京線との競争も考慮されています。池袋~和光市間は有楽町線も今日から準急が設定されましたが、よく同区間で東上線が並走する東武側が許したものだと思います。 急行に乗ったので、あっという間に渋谷駅に到着。車内は明らかに初乗りしに来た人が大勢いました。先日開通初日に乗りに行った舎人ライナーのときはそれほど人がいませんでしたが、やはり通る場所がいいのと、TVのCMなどでも宣伝されているので注目度が違います。 真中の線路は、4年後くらいに東急東横線の渋谷駅がここに統合されて、相互乗り入れが始まるので、すでにその準備ができています。これが完成すれば、一気に横浜方面まで一本で行けることになるので、また楽しみです。 それにしても、まだ線路を敷く必要がないような気がします。これは今後こうなるぞ、とチラ見せする目的もありそうです。線路が一種のオブジェとして展示されているわけで、なかなか凝ったデザインではないかと思ったりします。
「鉄」な人も、そうでない人も、記念写真を撮っている人がたくさんいました。 渋谷駅の路線表示。池袋のものと見た目が違うのは、この駅の管轄はおそらく東京メトロの管理でなく、東急の管理だからでしょうか。東急風の表示のようです。やはりこれもチラ見せの一環かも。 東武方面と西武方面が仲良く並ぶ行先表示板。こちら側が急行専用ホーム。オブジェ線路をはさんだ反対側が各駅停車ホームというようになっているようです。 ホームの池袋方面の先端部。「鉄」な方も、そうでない方も、列車の入ってくるのに合わせてたくさんの人が撮影してました。 私もせっかくなので、電車の到着を待つことに。このトンネルは円筒形のシールドでなく、トンネル断面を小さくできる楕円形のシールドになっているそうです。 電車が来ました。この角度、なかなかいいです。 動画でも撮ってみました。写真をクリックすると別画面で動画が始まります。 車両のアップ。茶色が副都心線のラインカラー。 今後東横線方面と接続する部分。レールが完全に切れています。まさにオブジェです。 ホームは一部吹き抜けになっています。横浜のみなとみらい線などもそうですが、最近の地下鉄は駅のデザインもよくなりました。 改札を抜け、外へ。「鉄」な方も、そうでない方もたくさんいて相当混雑してました。警備員の動員数も結構なものでした。 先ほどのふき抜け部分を上から。 渋谷駅の外に出てみました。正面左にあるのが今の東急東横線のホーム。これが先ほどの地下に入ってくるわけです。 帰路、新宿三丁目駅でも下車してみました。伊勢丹の裏通りですが、「副都心線開通」ののぼりが至るところに。三大副都心の競争がこれからも楽しみですが、4年後東横線との相互乗り入れが始まると、今度は渋谷のほうが通過されてしまう危機感が強くなるのでは。確か今後は西武球場で野球開催日には、渋谷発の西武球場前駅行き直通電車も走らせるということらしいので、この路線を軸にして、いろいろな鉄道ビジネスが出てきそうです。どこかで温泉ビジネスが入る余地はないでしょうか。。 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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