今日は会社でひと仕事したあと、遅い昼飯を兼ねて最近数ヶ月行っていない秋葉原に最近の売れ筋マーケティングに行ってきました。いつも行くのはヨドバシカメラのマルチメディアAkiba。混雑する各フロアを見過ごし、上のフロアにあるレストラン街に行きました。入ったのは「万豚記」というチェーン店の中華料理屋。ちょっと場末な感じがする店の雰囲気で、他のおしゃれな店と比べて、ある意味存在感があります。店員がおそらく全員中国人ということもあり、雑然とした感じは否めませんが、喫煙が自由なのでスモーカーにとっては意外とゆったりくつろげます。
テーブルにあったメニューの表紙。「万豚記」という店の名前は、カタカナで「ワンツーチ」といっているようですが、ローマ字ではメニュー下にあるように「WAN ZHU JI」と書くようです。これだと漢字を当てると「万猪記」じゃないの、と思いますが。中国語の「猪」は日本語の「豚」の意味ですから、日本人向けに「豚」という字を使っているんでしょうが、普通に「WAN TUN JI」とか昔風のスペルで「WAN TUN KEE」でもいいのでは。
テーブルにあった黒酢のビン。スペルがCHINKIANG(今のピンインではZHENJIANG)と、ウェード式の古い綴りになっているのが私としては好きです。
さて、注文していた「鶏ネギ塩ラーメン」が来ました。男性店員(中国人)が念を押して「鶏ネギ・・・」と言いつつ置いていきました。表のサンプルにあったのと若干違うなと思いつつ、そう言われたので食べていると。。
5分くらい経ってから別の女性店員がやってきました。「これ、鶏ネギ塩ラーメンね」といいながらこれを置いていきました。「え、もうこっち食べちゃったけど。。」というと、「そっちは間違い。これサービスね!」と明るく去っていきました。目の前にはラーメンが二つ並ぶという、あまり今まで経験のない光景。
最初に来たラーメンはチンゲンサイとマッシュルームが乗っていたので、それも合わせて食べながら1.5人前くらいいただきました。なんか、店員のあっけらかんとした態度、この店全体に感じるゆるさ、やはり中国ってことなんでしょうか。このフロアまでのエスカレーターは日本人らしくみんな左側一列にぴったり並んでいてちょっと気持ち悪かったですが、この中国っぽいゆるさ、なんとなく両方の国の特徴と勢いを象徴しているように感じました(大げさでしょうか)。。
そんな中国さまの勢いを感じたことをもうひとつ。
中央にぶらさがっているパンダをかぶった山手線の右に「Union Pay 銀聯」とあります。「銀聯」は最近の羽振りのよい中国人がみんなもっている「銀聯カード」のこと。銀座の高級ブランド店でも「銀聯」が使えない店はもうダメということを聞きますが、秋葉原もそうなんでしょうね。客単価は日本人よりもずっと中国人のほうが高いなどという話もあります。あの「万豚記」という店はそういう金持ち中国人が結構来るのかもしれませんね。やはりあのゆるさがそれを物語っているようです。。
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