最近は日本の近くで熱帯低気圧から台風に変わるという変な世の中になってきました。いろいろな意味で世の中が変化していることを私としましては強く感じていたりします。
さて、先週中国語の「創新」という言葉について書きましたが、このような好きな言葉、最近自分の座右の銘になっている言葉について、いつもの温泉シリーズと違って面白くないとは思いますけど、今日もその続きです。
これも最近の斬新な中国でよく出てくる言葉ですが、「優化(you1hua4)」というのも好きな言葉のひとつです。「優香」ではありません。日本語では「最適化」と訳し、「優化」も「最適化」も元はたぶん英語のOptimizationを翻訳した言い方であると思われます。
「最適化」というといまひとつなんだかわかりにくいですが、中国語のほうの「優化」だと「良くする」という意味が日本語よりはわかりやすいように思います。「良くする」、つまり「現状を少しでも良い方向に改善するよう努める」といった語感がそこにあります。英語でいえば「"Better" than "Best"」ということでしょうか。それ以上先のないBestを狙うよりも、常に現状より良いBetterを狙うという感じで、私としては今の仕事でもそんな感じで日々取り組んでいる次第です。
日本語の「最適化」という言い方だと、どうも全体の枠が決まっていて、その中でなんとかそれに合わせるというような、消極的な感じがしてなりません。一方の「優化」だと、現状改善は大変でしょうが、その先に無限の可能性があるという語感があるように思います。
今の中国さまの状況は決して褒められたものでなく、さまざまな問題が噴出し、世界との軋轢を生じていることは否定しませんが、良い側面を捉えれば、現在の日本の閉塞的な状況に比べ「創新」しながら「優化」を目指すという部分については、見習うべきところであろうと思います。
などと40代後半のおやじになると、世の中への憂いがますます募ってきます。来週予定の北方温泉遠征との落差をつけるためにこんな憂い話が続きそうでございます。。
人気blogランキング
中国BLOGGER人気ランキング