夏休みの北海道遠征を書き終わったら力尽きて、久し振りの更新になってしまいました。あれから近場の日帰り温泉くらいに数度行ったくらいで、ちょっとストレスがたまっております。
まずは今さら感もありますが、夏休みひがし北海道遠征をひとまとめにしてみましたので、こちらからよろしければご覧ください。Googleマップにもあらためて主要な経路をスポットしてみました。まだ1ヶ月も経っていないのですが、その後なんだか慌ただしくなったせいで相当前のようにも感じます。でも北海道の景色をみていると心が洗われますね。
さて、民主党政権になることが決まってから、にわかに群馬県の「八ツ場(やんば)ダム」の報道が増えましたね。関越道方面から草津温泉に行く途中にありますので、何度か通過したこともありますし、先日もダムで沈むことになる「川原湯温泉」に行った話や、「八ツ場」を「やんば」と読むことの疑問もこのブログの中で前に書いたりしました。
八ツ場ダムは、無駄な公共事業の象徴的なもののひとつになっているわけですが、今回の報道などで、この事業が50年以上も前に計画されたものだとわかって、改めて驚いている次第です。反対運動などがあって、実際に着工したのは80年代と聞きます。なんで一度決めたからと言って半世紀前の計画を是とすることが今までの自民党や役所の基本にあったのか、不思議でなりません。利水や治水という目的にしても、その後の時代の変化に応じて変えていくのが当たり前だと思いますが、日本人はこういう変なところが妙に真面目、あるいはすでに現場感覚や一般市民感覚から離れた上の方の人間が「良きに計らえ」といって責任をとらないなあなあ体質、のようなことが如実に表れた典型例にも見えます。
事業はすでに8割程度進んでいて、住民移転もかなり進み、元に戻そうとしても「河川法」で川底に指定されてしまった旧住民の人は元の土地をどうにもできないそうです。東京都も利水の関係から三桁億円くらい払っていて、石原都知事も「止めたら賠償請求」と言っているようです。ですが、途中まで作った道路や鉄道は継続するとして、それ以外のダムそのものに関係するものは、個人的には全部やめればいいのではないかと思います。石原都知事が本当にそんなことをしたら、2016年東京五輪不支持に回る人も多いのではないかと。
あの草津温泉に向かう道は、昔反対運動があったために、役所が嫌がらせで改良しなかったせいで、今も今一つのところが少なくありません。あのような役所や自民党的仕事のやり方が結局今の状況を作ったわけですから、それをそのまま継続してしまってはまた世の中逆戻りです。思考停止して途中で変えられず、なあなあなことをしてきた責任を忘れないように、象徴としても残しておいたほうが良い部分もあると思います。
いずれにしても、あのあたりはダムに沈む予定だった川原湯温泉をはじめ、草津温泉や万座温泉まで続く、群馬県の「温泉ロード」であることは間違いありません。そういう観点からインフラは無駄にならないように、地域一体で観光開発をするようなアイデアなんかはいいんじゃないかと思いますが、どんなもんでしょう。
また冬になる前に、八ツ場ダム方面に近々中距離遠征して状況確認をしてきたいと思います。。
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