昨日は1ヶ月に一度は行くこの日帰り温泉に行きました。ここは露天風呂や和風旅館風雰囲気もさることながら、毎回お世話になるボディケア(マッサージ)のおばさんがいることが最大のモチベーションで行っていました。この施術師のおばさんはたぶん60代半ばくらいなのでしょうか、細身の華奢な体に似合わず、力強いツボ押しとメリハリ、リズム感のあるマッサージは私との相性ばっちりでした。それが残念ながら前回年末に行ったとき、「1月末までで辞める」といわれたので、今回が最後の1回になりました。
いつものように腰とふくらはぎに重点をおきつつ、全身を60分間マッサージしてもらいました。終わった後のおばさんと私の会話です。
私「お世話になりました。もうSさんには10回はやってもらいましたよね」
おばさん「もっとかしらね」
私「他のところでもマッサージはよくやってもらいますが、Sさんのマッサージが一番良かったですよ。力強さやリズムが最高でした」
おばさん「ありがとうございます。お父さん(ご主人のこと)がね、行き帰り車で送り迎えしてくれるんですけどね、もう年なので申し訳なくてね、そろそろ家でゆっくりしてもらおうかと思って。私はこれ(マッサージ)が好きなので本当はね、続けたいんだけどね・・」
私「そうなんですか。そういうことならしょうがないですね。本当にお世話になりました」
おばさん「ありがとう。お元気で」
私「Sさんもお元気で」
といったような短い会話でお別れしました。このあと私は喫煙室に向かったのですが、思わずタバコを吸いながら涙が出てしまいました。客とマッサージ師という間でなく、なんだか家族や親しい友人と別れるような気持ちになりました。
一期一会という言葉を強くかみしめた一日でございました。。