今日も天気が良かったので、また思いつきで秩父方面を往復してきました。少し前のニュースで、「ロウバイ」が見ごろというのを聞いたので、秩父が思い浮かびました。
関越道花園ICから長瀞、秩父方面へ。途中の道の駅みなの。昨年新しくできた道の駅です。
さて、ロウバイが見られる宝登(ほど)山にやって来ました。高尾山のようなところですが、存在を全然知りませんでした。麓には宝登山神社というスポットも。
ロープウェイで頂上まで上がります。
通常は30分に一本のようですが、この時期は多数臨時運行されてました。もんきー号がやって来ました。50人乗り。ちなみに帰りはばんび号でした。。
頂上駅に到着。ロウバイとは漢字では看板にあるように「臘梅」と書きます。「臘」はロウソクのロウですが、ロウバイの黄色の花は、ロウが塗られているようにつるつるした感じなので、そこから来ているようです。冬に咲く、早咲きの梅の一種で、甘い香りが漂います。
これがロウバイの樹。花の咲いているのはもう少し山を登ったところに。
まずは長瀞方面の景色。
これはたぶん秩父方面。山は南アルプス方面でしょうか。角度的にここからは富士山は見えないようです。
そしてこちらがロウバイ。狼狽したのか、ピントが合ってないようです。。
黄色くてかわいい感じ。数年前に秩父の芝桜を観に来ました。このあたり都心からそう遠くないところですが、花が季節ごとにいろいろ見ることができて、よいところです。
再び遠目の景色。
秩父盆地のアップ。
宝登山の頂上から眼下を臨みます。このあと、ロープウェイで再び下山、秩父市内の日帰り温泉へ。
秩父温泉・満願の湯に来ました。アルカリ度が高い美人の湯系。おっさんの肌もまたつるつるになりました。
1時間くらい風呂で暖まり出発。秩父鉄道の秩父駅です。うちの近くを走っていた都営三田線の昔の車両が今、秩父鉄道で走っているので観れないかと思いましたが、電車の本数自体が少ないので断念。
帰りは西武秩父線沿いの299号線を選択。途中の道の駅果樹公園あしがくぼ。正月のほったらかし温泉の復路に来て以来。
当地のB級グルメとして人気があるらしい味噌ポテトで昼飯。
帰路、前から気になっていた高麗(こま)へ。かつて高麗の渡来人が移住したところからこの名前がついたところですが、ずっと思い違いをしていたことがわかりました。高麗(こうらい)王朝からの渡来人でなく、もっと前の高句麗からの渡来人が来たところなのですね。ここはその本尊ともいえる高麗(こま)神社。もともと高句麗も高麗と言っていたようで、前高麗が高句麗、後高麗が高麗というようになったんですね。
高麗神社の境内へ。
場所柄、韓国語、中国語でご由緒の説明があります。
境内の中にある日本語のご由緒。7世紀に滅亡した高句麗から8世紀初めにやってきた1799人がここに移され、高麗郡が設置されたとあります。今から1300年前、驚きです。
最近流行りのスピリチュアルなスポットという趣も。
高麗郡1300年祭というんがあるそうです。トライくんとミライちゃん、なかなかいいネーミングじゃないでしょうか。
裏手にはここの神社を守ってきた高麗(こま)家所有の厳かな山が。
奥には江戸時代に建てられたらしい茅葺の高麗家住宅があります。
これが全景。高麗家は現在まで1300年近くも続いているわけですね。驚きです。
高麗家の中。
高麗神社は出世明神としても有名だそうで、ここに書いてあるように、鳩山一郎など著名な政治家や、韓国の旧王族や大使が植樹した樹がそこここに植わっていました。高麗神社、なかなか奥が深くて印象的でした。関東の秩父周辺のこのあたりは、結構歴史的に奥ゆかしいところがありますね。
こちらは日高市あたりの信号待ちから見えた工場。実物はもっと大きく、未来の基地のようにも見えたので、工場萌え系としては見逃せません。
まだまだそんな遠くないところにも、奥深いところがあるものだと感じた短距離遠征でございました。。