2月上旬の小規模遠征レポート(2)です。2月8日の上州方面です。
関越道から北関東道経由で太田藪塚ICを下り、やぶ塚温泉のホテルふせじまというところに来てみました。やぶ塚温泉は、新田義貞の時代に遡る由緒ある温泉地とのこと。ホテルの屋上から関東平野の景色。生憎の天気で遠くが見えませんでしたが、ここの露天風呂からはこのようないい眺めを楽しめます。
お湯もなかなかよい感じでした。
こちらがホテルふせじま。ほかにも何軒か温泉宿がある小ぢんまりした温泉郷でした。このあと、群馬県の大泉町へ。大泉町は日系ブラジル人がたくさん集まってリトルブラジルを作っていることで有名なところです。
太田市から大泉町に入ると、少し看板の雰囲気が変わって来ます。
とはいうものの、どのあたりがリトルブラジルなのかよくわからないので、東武線の西小泉駅まで来てみました。この駅の周辺がそのようです。この駅は1時間に1本くらいの東部小泉線の支線というかなりローカルな駅です。
小さくて見にくいですが、左側の柱にポルトガル語でなにか書いてあります。
西小泉駅前のポルトガル語の看板しかない美容室。
駅前の小さな店の軒先にあったポルトガル語の雑誌の数々。ポルトガル語のミニコミ誌などもありました。
これも駅前の八百屋。日本語・ポルトガル語併記で値段が書いてあります。
ポルトガル語の看板。
ブラジル国旗も随所に。
ブラジル系レストラン。ブラジルといえばシュラスコという串肉料理ですが、軒先で肉を焼いています。
ブラジル系スーパー。客は日系人だけでなく、白人系などを含めてブラジル人がたくさん。私のような冷やかし?の客も少し来ていました。では中へ。
やはり品物が違いますね。ブラジルから来ている人は嬉しいでしょうね。お菓子をいくつか買って帰ることに。
肉もちょっと違いますね。
スーパーの中のレストランで昼食。ブラジル料理のバイキングを注文。豆を使った料理が特徴的です。もう少しお金を払うとシュラスコ付でしたが、量が多そうだったので見送り。大泉町、なかなか面白いところでした。ここでは定期的にブラジル料理を含め多国籍料理の屋台が並ぶフェアをやっているそうです。今度はそのタイミングでぜひ来てみたいと思います。
大泉町のあとは館林駅へ。この駅に直結して日清製粉ミュージアムというのがあります。
ミュージアムへ来ました。ここ館林は日清製粉発祥の地。このミュージアムは最近日清製粉が新たに建てたもの。日清製粉の創業者(創業時は「館林製粉」)は、皇后さまの実家の正田家です。そういえば、北京に駐在していたときのオフィスの隣の会社は某日系家電大手でしたが、そこの所長はその流れの方だったことを思い出しました。
ミュージアムの中は、製粉工程や昔と今の機械が展示されています。小麦が製粉されていく過程やそもそもなぜ製粉しないといけないのか、あらためてよくわかりました。
これは篩の工程だったかと。
明治期の建物も旧館として公開されています。
これが日清製粉創業時の製粉機だったかと。
隣には今の工場も。
日本庭園の池の中にある丸い石は、製粉の原点である石臼を表しているとのこと。
日清製粉の製品の数々。不勉強でしたが、半月前に行った横浜のカップヌードルミュージアムの方の日清食品と日清製粉を混同していました。。両社は全く関係ないんですね。日清製粉のほうがずっと歴史が長く、製粉業より前に館林では「正田醤油」(今もあります)としてよく知られていたんですねえ。今後も日々勉強です。。