ブログには3か月近くぶりの書き込み。このところ仕事がずっと混沌としていたためか、今年のGWはぎりぎりまで予定が立てらなかったものの、直前に思いつきで何とかやりくり。今年もまた東北方面を中心に向かい、先ほど4泊5日の行程を終えて戻って来ました。
1日目は4月30日。今回のテーマのひとつは3月に全線開通した常磐道の走破。一泊目はいわき湯本温泉の旅館をとったので、午前ゆったりと出発。写真は友部SA。
次のSAは茨城県北部の中郷SA。
最初の目的地、いわき・ら・ら・みゅうに到着。ここは東日本大震災の津波で被害を受けたところです。2011年5月に行ったときは隣にあるアクアマリンふくしまとともに閉業中でしたが、それ以前に行った時の雰囲気に戻っていて嬉しい限りです。
対岸にあるのがアクアマリンふくしま。
ら・ら・みゅうのレストランでメヒカリ、刺身、キンキの三味膳のランチ。
レストランの隣に、今いわき沖で実験中の洋上発電に関する展示コーナーがありました。勉強させてもらいました。
同じところに、震災直後の体育館の様子が再現されていました。厳しい様子が改めて感じ取れます。旅館のチェックインまでにまだ時間があるので、そのまま国道6号を北上することにしました。国道6号は常磐道全通よりも前の昨秋、原発事故の帰還困難区域内通過が条件で全通しています。
いわき市北部の道の駅よつくら。2011年5月に来た時もこの角度から写真を撮りましたが、その際は津波で破壊されていた状態でした。
6号線を走ると、帰還困難区域手前から脇道が通行止めになっているところが随所にみられます。
富岡町の先あたり。ここから1.5km先から帰還困難区域の表示。
帰還困難区域を走行中。
両サイドの家々はフェンスで閉鎖されています。
人気のいない町を通過するのはなんともいえません。
大熊町あたり。右側に恐らく福島第一原発を思われる建物が遠くにみえました。
送電線の向こうが原発かと。
双葉町に入りました。
浪江町の交差点。信号が消えています。
国道6号から西に折れ、常磐道浪江ICに向かう道路。
浪江ICから常磐道の新設区間に入り、再びいわき方面へ南下。左側は線量表示。最も高いところで5.2マイクロシーベルト/hだったかと思います。
常磐富岡ICで降り、再び国道6号へ。
ここは帰還困難区域ではないと思われますが、大半のところが通行禁止になっていました。
楢葉町の道の駅ならは。残念ながら休業中です。その後この日の宿、いわき湯本温泉の「旅館こいと」に到着。こぎれいなホテル風の旅館でした。
まず晩飯も兼ねてJR湯本駅へ。駅前の定食屋で生姜焼き定食。駅前には足湯もありました。いわき湯本温泉はスパリゾートハワイアンズで有名ですが、もともと道後や有馬にも並ぶような奈良時代からの歴史があるとか。
旅館のお風呂。外には露天あり。かすかな硫黄臭がナイスです。
翌朝、5月1日。近くの温泉神社に。
よく見えませんが、奈良時代開湯との話がここに。
神社の本殿。
常磐道を北上。最初のPAにあった線量一覧表示。
こんな感じで常磐道はつながりました。
こういう表示も。誤解されている場合が多いかもしれませんが、震災と原発事故から4年、ここまで復旧したと前向きにとらえるべきではないでしょうか。もちろん、あの人気のない街中に活気が戻ることを願わずにはいられません。
帰還困難区域を抜け、南相馬鹿島SA。
相馬といえば野馬追。このあとさらに北上、宮城県へ。。