カテゴリ:百二十五年物語
祖母の話をする。 ぼくは祖母に育てられた。 かなりの時間を祖母と暮らした。 そんな思いがある。 1969年11月30日、自宅で亡くなった。 中学2年生だったぼくは日曜日だったが 文化祭で発表する水質検査の発表準備で学校にいた。 昼過ぎ、用務員の先生が、理科室にやってきて 「おばあさんが亡くなられたから、帰りなさい」 と教えてくださった。 ひとりでバスに乗って帰った。 親戚が右往左往していて慌ただしかったので ペスをつれて庭の山にのぼって ペスを抱いて「おばあちゃん、死んじゃったよ、ペス」 といってペスの首を抱いて泣いたことを覚えている。 ツナの人生は命日からはじまる。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月16日 00時10分09秒
|