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百二十五年物語

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2010年07月15日
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カテゴリ:百二十五年物語
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祖母の話をする。

ぼくは祖母に育てられた。

かなりの時間を祖母と暮らした。

そんな思いがある。


1969年11月30日、自宅で亡くなった。

中学2年生だったぼくは日曜日だったが

文化祭で発表する水質検査の発表準備で学校にいた。

昼過ぎ、用務員の先生が、理科室にやってきて

「おばあさんが亡くなられたから、帰りなさい」

と教えてくださった。

ひとりでバスに乗って帰った。


親戚が右往左往していて慌ただしかったので

ペスをつれて庭の山にのぼって

ペスを抱いて「おばあちゃん、死んじゃったよ、ペス」

といってペスの首を抱いて泣いたことを覚えている。


ツナの人生は命日からはじまる。


つづく。








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最終更新日  2010年07月16日 00時10分09秒
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