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百二十五年物語

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2010年09月03日
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カテゴリ:又衛について
m3


又衛(またえ)なのか又衛(またえい)なのかも定かでない。

「またえ」だと思う。

祖母が寝物語に聞かせてくれたのは又衛の話が中心だった。

自慢の息子だったのだろう。

そんなことは知らずにぼくはただ聞くばかりだった・・・。



又衛のことで知っていること。

青島大学の医学部を卒業して外科医になったこと。

父比古太よりも7才年長であったこと。

背が高かったこと。

絵が好きで上手だったこと。

1947年、引揚船の信濃丸で肺結核を患い、

1947年9月26日亡くなったこと。



伯父又衛の絵を見たことがある。

比古太と違って繊細なやさしい風景画だった。

また、又衛が残した日記を親父から手渡されたことがある。

ぼくが高校生の頃で

中を開くとブルーの細い万年筆できれいな文字が並んでいた。

読むには至っていない。







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最終更新日  2010年09月03日 07時42分58秒
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