カテゴリ:百二十五年物語
この「百二十五年物語」を書く目的を今夜は記録しておく。
主人公は僕の祖父清吉(せいきち)である。 1885年か1886年に生まれて 1967年6月13日に亡くなった僕の愛する祖父が主人公である。 ただ、1885年か1886年も曖昧であるように 清吉の誕生日もわからぬ。 その生い立ちや満州での仕事など また父親としての清吉のことなど 祖父が日記を書いてたわけでもなく 何もわからんのだ。 清吉のことを話してくれた親父比古太(ひこた)も 7年前に死んでしまった。 僕は清吉のただひとりの孫として来年55歳になる。 そんな何もわからない中で何を書くのか・・・ 何を書くのかわからない。 わからないが知ってることを書くにすぎない。 わかったことを書くにすぎない。 何のために。 清吉ー比古太ー僕ー三人の息子が 貧乏なバトンリレーしているような感覚なのだが 僕としては 清吉を三人の息子の中のだれかに伝えたい それがこの「百二十五年物語」を書く動機になっているのだ。 我が家には家系図があるわけではない。 そういうものを嫌ってきた空気の中で育ってきた。 そういう話もしていくが 清吉を語る上ではその周囲の脇役たちのことを語ることができる。 それらが 昨日の登場人物一覧表になっているのであるが これを書くにあたって思うことは 人間はみなどこかでつながっているということ。 広大な宇宙の小さな星の その星の島国と大陸を行き来した清吉とその孫である僕が 「百二十五年物語」をこれから構築していくのである。 家を建てるときは柱から建てるのかもしれないが この物語は いきなり屋根瓦から作ったり、 トイレから作ったりするお話である。 1885年から来年2010年までを区切って とりあえず「百二十五年物語」というタイトルにしたが この話が完結するのが5年先になった場合は 安易に「百三十年物語」とかえればいいだけである。 はやく 「おしまい」と書いて、 この物語を三人の息子に捧げる。 と、書きたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月20日 01時53分59秒
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