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テーマ:ラフ・コリー(573)
カテゴリ:犬
12月10日から改正遺失物法がスタートします。 内閣府大臣官房政府広報室の政府広報オンラインによると、 改正遺失物法のポイントは以下の六つ。 1. 保管期間が6ヶ月から3か月に短縮。 2. 拾得物の情報がインターネットで公表されます。 3. 個人情報が入った拾得物は所有権を取得できません 。 4. 特例施設占有者制度が新設されます 。 5. 大量で安い物件は2週間以内に落とし主が見つからない場合は売却できます。 6. 動物愛護法による引取りの対象となる犬や猫は遺失物法の対象外となります 。 問題は、この六番目です!! 動物愛護法の規定による引取り対象となった 「所有者の判明しない犬又はねこ」は、 遺失物法が適用されないで都道府県等が引き取ることになります。 とのことなのです。 つまり、今までは警察に保護されていた犬も、 その日のうちに保護センターに送られ そこで規定の期間保護された後に、 飼主の見つからないコは処分されてしまうのです。 規定の期間とは、その県で対応に差はあるようですが、 今までは、警察で保護される期間が有り、 飼主さんに巡り会うチャンスがあった犬も さのチャンスが失われる可能性が高まったということです。 飼主さんが探すのが遅れれば、 「見つかった時には処分されていた・・・」という 悲しいケースも増えるということなのです。 そんなニュースを耳にした今日・・・ 先日「飼主さんが見つかりました」と報告したコリーちゃんの その後の詳しい情報が入りました。 私は直接飼主さんを知りませんし、詳細はわかっていません。 ただ、迷子のコリーちゃんの本当のお名前が「太郎君」どあること、 太郎君の飼主さんは一人暮らしの男性で泣き暮らしているということ、 今は「アルファ」君というお名前で仮親さんの元にいること、 もうすぐ新しい里親さんへの譲渡が決まっていること、 恐らく、昨日、虚勢手術が行なわれたであろうこと・・・などです。 そして、保護されたボランティア団体が、 元の飼主さんへの返却を拒否しているとのことです。 アルファ君が太郎君であることを証明する証拠になるものが無い限り 飼主さんは自分の犬である証明はできません。 ボランティア団体さんとしては、愛犬を迷子にさせて1ヶ月も探せなかった 無責任な飼主に返却するよりも、厳選した新しい里親さんに 譲渡することが正しい選択と考えているのかもしれません。 私達としては、元の飼主さんの元へ戻るのが、その子にとって 一番良いことに決まっていると考えますが・・・ 沢山の処分寸前の犬を保護されている ボランティア団体の運営方針も有りましょう。 ここで、私達が安易に飼主の元へ戻せ!と働きかけることで 本当に飼主さんに捨てられた保護犬の里親さん探しに 支障が出ても困ります。 先代を一週間行方不明にさせた経験のある私としては、 色々な意味でジリジリした思い出いっぱいです。 私ならすぐにでも、保護団体に直談判に行き、仮親さんの元に居る 我が子に一目でもいいから会わせ欲しいとお願いすると思います。 そして、間違いなく我が子なら土下座でも、座り込みでもして 返却して貰えるように頑張ると思うのです。 関東で保護され、関西にまで行ってしまった太郎君。 飼主さんの熱意と、太郎君とパパの絆を信じたいと思います。 みなさんの愛犬は大丈夫ですか? 私は、最近本気でミルキーにマイクロチップを装着させようかと 悩んだりしています。 先代の子のように庭で放し飼いをしているなら間違いなくそうしてまいす。 ただ、ミルキーは室内飼いで、しかも二階で飼っています。 階段は苦手なので、ひとりでは下に降りません。 先代のように雷や花火が怖くてパニックになることもありません。 もちろん、外にひとりで出すなんてこともありません。 なので、迷子になる可能性は、先代の10分の1もありません。 それでも悩んでしまう今日この頃です。 外出する時は、チョークチェーンに迷子札をつけさせています。 ペット保険に加入しているので、 個体選別のための体毛を保険会社に提出しているので いざとなればDNA鑑定で証明できると思います。 (太郎君もブラシなどに付着している被毛でDNA鑑定できるのでは?) それでもやっぱり、不安になってしまいます。 実は、私は先代のラッキー君が迷子になった際に 近隣の県警察全てに届出を出し、 保護センターに電話して探しに行ったことがあります。 当時は、コリーも今ほど少なくなかったので、 ラッキーが行方不明になった日の前日に保護したという セーブルの雄コリーがいると聞いて、すぐに会いに行きました。 保護された日に差があったのでおかしいとは感じたものの 「ラッキーに違いない」とおもって勇んで会いに行きました。 が・・・案内された場所には 鉄格子がはめられた大きなコンクリートの部屋が並んでおり 「3日目」「4日目」「5日目」「6日目」と書かれた札が下がっていました。 どうやら、そのコリーちゃんは直接センターに持ち込まれたらしく 一番最初の3日目の檻に入れられて、 他の沢山の大小様々な犬種と共に私の方を向かって 一斉に泣いて訴えていました。 「助けて!ここから出して!」全員が私に向かって救いを求めていました。 私はただ目から溢れる涙で目が熱くて痛くなってしまい 檻の前にヘタヘタと座り込んでしまいました。 係りの方がその犬を檻から出して「お宅の犬?」と聞いてましたが、 一目でラッキーではないとわかったのに 「わかりません。」とその子を抱きしめて泣くしか出きませんでした。 「自分の犬なんだから、わかるでしょう?」と言われても 「自分の犬ではないとわかっているのに、違うって断言できないんです。」と わけのわからないことを言って、係りの方を困らせ、 一時間近く檻の前で泣きました。 この中のひとつの命も救えない無力さ、 ラッキーが何所かでこんな思いをしているのかと思うと 胸が張り裂けそうでした。 結局、ラッキーすら見つけられない私は、 「違いました」と言って帰るしかできず 泣きながら、ただ泣きながら帰るしかできませんでした。 ラッキーは、雷や花火の音が苦手な犬で、私達が留守中に雷に驚いて サッシを叩き割ってリビングに侵入したこともあるほどでした。 その日も、私達の留守中に雷か花火に驚いた拍子に ガスか電気の検針に来た方が甘く閉めていた門扉を こじ開けて脱走したようなのです。 当時、私は、母の友人で息子さん家族が転勤で引っ越している間 二世帯住宅にひとりで残されたお婆ちゃんと一緒に住んであげていたのです。 私が塾から帰宅すると、おばあちゃんが「ラッキーがいないの」と 不安そうに外で待っていてくれました。 私は、すぐに実家に戻ろうとしたのだろうと考えて、 小雨の中自転車で探し回りました。 もちろん、翌日には、最寄の警察や保健所、近県の警察にも届け出を出し 自分で愛護センターにまで探しに行きましたが見つからず 一週間以上行方不明でした。 しかも、雨の中探しに出歩いたために持病が悪化して 愛護センターへ行った翌日に、私が入院してしまい 一週間危篤状態となってしまいました。 家族も私のことでてんやわんや、 私の状態が持ち直した一週間後に近所の獣医さんから 「お宅の犬と思われるコリーを保護しています」と連絡がありました。 なんと、すぐ近所の獣医さんにその日のうちに保護されていたのでした。 ラッキーは、生後7ヶ月くらいから警察犬の訓練に通っていましたが 時々、訓練士がバイク(カブ)で我家に来て、 近所の空き地で訓練をするここともあったのです。 どうやら、新聞屋さんのバイクの音に喜んで飛び出して行ったらしく 怪我はたいしたことはなかったようですが、 バイクにひかれて獣医さんへ運ばれたようなのです。 その獣医さんの方で、しばらく様子を見てから 警察へ届出てくれたのでした。 そんな経験があるので、探している飼主の方も必死だったりしますが 諸事情で時間がかかってしまったりすることはあると思います。 もちろん、逃がしてしまった飼主の落ち度もあるのかもしれませんが 万全な飼い方をしているつもりでも、悪条件が揃うと非常事態生じます。 今回の改正遺失物法が施行されると、今 までの保護期間から更に短くなってしまいます。 迷子にさせない努力は大切ですが、それでも万が一ということがあります。 現在のマイクロチップは、携帯電話と同じで様々な機種が出ており 読み取りの機械もそれ専用でないと読み取れず互換性は無いのだそうです。 もちろん、警察署や保護センターに設置されているケースは少ないとのこと。 犬や猫が、遺失物から外されるのなら、マイクロチップ装着を義務化して 機種を統一して、警察や保護センターなどの関連施設に読取器を常設するなど 行政側の対応もあって良いのではないかと思ったりします。 そうすれば、迷子はもちろん、 安易に捨てたりする無責任な飼主も減るのでは無いかと思います。 そして、動物虐待に対する処罰も重くするべきだと思うのです。 なんにせよ、愛犬の命は飼主が 全精力、資力、誠意を持って守るしか有りません。 太郎君の結末が幸せな結果になりますように。 保護センターにいた時のアルファ(太郎)君 現在のアルファ(太郎)君 (ラッキーの時もそうでしたが、保護された時と家に居る時では 全く別犬のように表情が違うんです。 迷子は、犬の顔を変えます。それだけの出来事なんです。) 現在のアルファ(太郎)君は、大阪市天王寺区にお住まいの仮の里親さん (本当の里親さんが見つかるまで一時預かりして下さっている親切な方)の元で 大切にされて、元気に暮らしています。 現在のアルファ君のブログ(近々閉鎖予定) アルファ君は、もうすぐ里親さんの元へ譲渡されるようです。 ■今までに行った医療行為 ・健康チェック済(10/26) ・狂犬病予防注射済(10/26) ・マイクロチップ装着済(10/26) ・フィラリア抗原検査済(-)(10/28) ・血液検査済(問題なし)(10/28) ・検便済(-) ■今後、行う予定の医療行為 ・去勢手術(11/13予定) ・混合ワクチン接種 なんともやりきれない気持ちでいっぱいです。 ラッキーと重なりつらいです。 どちらも、正しい。どちらも悪くない。 どちらもアルファ(太郎)君の幸せを願っているんですもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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